Appleは、開発中の自動運転車「Apple Car」の製造を担うサプライヤー探しを行っており、日本の自動車メーカーも交渉対象として視野に入れられている、とBloombergが報じています。

日産と三菱がAppleサプライヤーとなる可能性も?

韓国自動車メーカーHyundai傘下のKia MotorsがAppleと「Apple Car」生産のための交渉を行っている、とThe Wall Street Journalが伝えたばかりですが、Appleは日本の自動車メーカー6社にも業務提携を持ちかけている、とも日本経済新聞が報じています。
 
Bloomberg Intelligenceの吉田達生シニアアナリストは、日本の自動車メーカーは、自社の開発、製造、販売、カスタマーサービスで手がいっぱいで、Appleのような他社の業務を引き受けることは難しいと見ています。しかしながら同氏いわく、日産三菱に限っては「そこまで忙しいというわけでもなく、仕事が十分にない状態であるため、(Appleと)提携する可能性も考えられる」とのことです。
 
Bloombergはホンダとマツダに接触を試みましたが、コメントは得られなかったようです。三菱は「Appleからは何も連絡はない」としており、日産はコメントを控えました。スバルの最高財務責任者は「Apple Carについて何も聞かされていない」と述べています。

日産はルノーと電気自動車プラットフォームを開発

Appleは、Kia Motorsが所有する米ジョージア州の生産施設でApple Carの製造を行うため多額の投資を行ったと先日報じられました。
 
このままKiaがApple Carの組み立てサプライヤーとなる見込みは高そうですが、日産は仏自動車メーカーRenaultとパートナーシップを組み、他社が利用できる電気自動車プラットフォームの開発を行っているため、日本企業の中ではAppleサプライヤーとなる可能性が最も高い、とBloombergはコメントしています。なお三菱も、日産とルノーと共にアライアンスを組んでいます。
 
Apple Carをめぐるサプライヤーの動向が気になるところですが、実際に自動車が製品として発売に至るのは早くても2024年とされており、Appleは開発中の新製品について秘密主義を貫くことで知られていることもあり、具体的な情報が出てくるまではまだ時間がかかりそうです。
 
 
Source:Bloomberg, WSJ, 日本経済新聞
(lexi)


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