スキーノルディック複合、ワールドカップが24日、フィンランドで行われ、オリンピックで2大会連続の銀メダルを獲得した日本のエース、渡部暁斗選手が今シーズン初優勝しました。渡部選手は、荻原健司さんの日本選手の最多優勝記録通算「19」勝に並びました。

ノルディック複合男子、日本のエース渡部選手は、24日、フィンランドのラハティで行われたワールドカップの個人戦に出場しました。

渡部選手は、ヒルサイズ130メートルのラージヒルで行われた前半のジャンプで129メートル50を飛び、トップの日本の山本涼太選手に次ぐ2位につけました。

後半の10キロのクロスカントリーをトップとわずか1秒差でスタートした渡部選手は、すぐに先頭に立ちました。

その後、2位には山本選手を抜いた個人総合3連覇をねらうノルウェーのヤールマグヌス・リーベル選手がつき追い上げられる展開となりました。

スタート直後に30秒ほどあったリーベル選手との差は、6キロすぎには6秒足らずとなりましたが、最後は渡部選手が10秒余りの差で逃げきって今シーズン初優勝を果たしました。

オリンピックで2大会連続の銀メダルを獲得した渡部選手は、荻原さんが1996年2月に記録したワールドカップの日本選手の最多優勝記録通算「19」勝に並びました。

また、ジャンプで1位となった23歳の山本選手は、3位に入りました。

山本選手は、23日の団体スプリントに続き、個人でも初めての表彰台に上がりました。

このほかの日本勢は、渡部選手の弟の善斗選手は14位、永井秀昭選手は18位、木村幸大選手は28位、谷地宙選手は35位でした。

渡部暁斗選手の経歴

渡部暁斗選手は、長野県出身の32歳。

高校生のときから4大会連続でオリンピックに出場していて、ソチ大会、ピョンチャン大会と2大会連続で銀メダルを獲得した日本のエースです。

ジャンプとクロスカントリーのどちらもトップクラスの実力があり、大きな弱点がないのが強みで特にジャンプでは圧倒的な飛距離を生み出す力があります。

2005年ー06年にワールドカップに初めて出場して以降、2011年ー12年から8シーズン連続で3位以内の成績を残していて、2018年ー19年には、日本人シーズン最多勝利となる7勝を挙げ、荻原健司氏以来となる日本人2人目の総合優勝を果たしました。

昨シーズンは、走力向上をねらって体重を増加させたことでこれまでの感覚を終盤まで取り戻すことができず、2018年3月以来、2シーズンぶりに優勝し、1勝を挙げるものの、9シーズンぶりに個人総合3位以内を逃し、9位となりました。

3歳年下の弟・善斗選手も、2大会連続でオリンピックに出場しているほか、ピョンチャン大会に女子ハーフパイプで出場した妻・由梨恵さんとの間に去年11月、第一子が誕生し、さらなる飛躍を誓っていました。

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