海外旅行の大きな楽しみの一つは現地で新鮮なシーフードを堪能することという人も多いかと思います。しかし待ってください。それって本当に新鮮だという保証はありますか? 新鮮に偽装されたシーフードを知らずに食べてとんでもない目に遭った人がいます。ご注意ください。

プーケットやパタヤなどビーチリゾートが人気の国、タイ。現地で甘いマスクの男性演歌歌手ウィウ・チャッチャワーンR SIAMさんが9月8日、真っ赤でブクブクに腫れあがり変わり果てた自身の顔の写真をインスタグラムに投稿しました。

頬には赤いデキモノが噴き出し、左目は痛みで開けられずガーゼが貼られていて痛々しい姿です。「重度の食中毒」と最初の投稿には書かれていました。

実はウィウさんが食中毒になったのは、レストランで食べたシーフードに吹きかけられていたホルマリンのせいだったのです。

ホルマリンといえば生物標本のホルマリン漬けで分かるように防腐保存効果があり、生物にとって有害な物質です。シックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドの水溶液がホルマリンなのです。

悪質なレストランがシーフードを新鮮に見せ、さらに長持ちさせるためにホルマリンを吹きかける手口はタイだけでなくアジア地域で広く行われているようです。

ウィウさんは「材料の鮮度を保つために使用したホルマリンによる中毒は、レストラン経営者が自分のネタを新鮮に見せて長時間使えるようにしたいという身勝手さによるもの。しかし影響を受ける消費者がどれほど酷い目に遭うかまで考えていない。何をするにももう少し思慮深くなってほしい」と利益しか考えていない経営者を諭しています。

「あなたは売る人で私達は食べる人。これはあなたが起こしたことなのだ。良い物美味しい物はそれ自体が新鮮だからであってホルマリン漬けにする必要なんてないんだって。あなたの店に来て食べる客のことをもっと考えるべきだ。あなたは毒を盛って殺しかけたに等しい」と控えめながらも怒りが収まらない様子で続けて気持ちを吐露しました。

ウィウさんはこの後16日に左目尻の腫れた部分を手術して3針縫ったと再びベッドの上からの写真を投稿していますが、幸いにも順調に体調が回復しているようです。

シーフードにホルマリンが吹きかけてあるかを見ただけで判断するのは非常に困難です。客の多い流行っている店を選ぶしか自衛手段はなさそうです。(取材・文◎赤熊賢)


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