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新型コロナウイルス感染の陰性、陽性を判断するPCR検査付きの旅行商品を投入する企業が現れてきた。

日本航空(JAL)<9201>と、東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテルであるホテルオークラ東京ベイ(千葉県浦安市)がそれ。安心して旅行やディズニーランドを楽しんでもらうのが狙いで、いずれも旅行代金が割り引きとなるGoToトラベルの対象となる。

このところ低価格のPCR検査キットが次々に開発されており、これらを用いた低価格のPCR検査サービスも増えつつある。このため今後追随する旅行関連企業が増加することが予想されるほか、飲食やイベントといった旅行以外の分野でもPCR検査付き商品の開発が進みそうだ。

PCR検査を1万円の低価格で実施

JALは、にしたんクリニック(東京都渋谷区)と連携し、旅行前に気軽にPCR検査を受けることのできる「旅マエ安心PCR検査」の取り扱いを始めた。

ジャルパックのJALダイナミックパッケージの利用者が対象で、PCR検査を1万円(陰性証明書付きは1万5000円)で受けることができる。

オンラインで検査の申し込みを行えば、唾液採取用キットが郵送され、自身で唾液を採取して送り返せば24時間以内にメールで結果が知らされる仕組み。

JALダイナミックパッケージの利用者でない人でもJALのWebサイトから申し込めば、1万3500円(陰性証明書付きは1万8500円)でPCR検査を受けることができる。

JALでは「コロナ禍での不安を解消し、より安全・安心な旅行を楽しんでいただきたい」としている。

宿泊客のPCR検査は無料

ホテルオークラ東京ベイは、医療法人のウェルプリベンション(東京都中央区)と連携し、旅行に出発する前にPCR検査が受けられる「スマートPCR検査付き宿泊プラン」の販売を始めた。

ウェルプリベンションが運営するメディカルチェックスタジオの在宅型検査キット「スマートPCR」を活用するもので、宿泊を予約すると自宅に検査キットが届き、唾液を送り返せば72時間で陰性、陽性、弱陽性の3段階の結果がメールで送られてくる。

2020年11月2日から2021年1月31日までの宿泊客が対象で、スーペリアルーム(1人4万円)を利用すれば検査費用はかからない。

ホテルオークラ東京ベイでは、安心して旅行を楽しみたい人のほか高齢者らとの面会予定のある人、無症状だが自身の状態を知りたい人らの利用を見込む。

ソフトバンクは2000円で検査

PCRは遺伝子を増幅する技術で、遺伝子を合成する酵素(ポリメラーゼ)と繰り返し温度を上げ下げすることで遺伝子を増やすため、ポリメラーゼ連鎖反応と呼ばれる。

検出できる量にまで遺伝子を増やし、新型コロナウイルスの遺伝子が検出されれば陽性、検出されなければ陰性となる。

低価格のPCR検査サービスに乗り出す企業が増えており、ソフトバンクグループ<9984>は2000円でPCR検査を行う事業を立ち上げている。

文:M&A Online編集部

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