旅行ガイドブック『地球の歩き方』を発行する株式会社ダイヤモンド・ビッグ社(本社:東京都)は、新型コロナウイルス感染症の影響で経験したことのない行動制限や渡航制限のなか、本年5月および7月と過去二回、旅行者の意識調査を実施してきました。

 今回は海外旅行を検討開始するタイミング、予定していた旅先候補、PCR検査と海外旅行。また、これからの旅のスタイルや旅先選び、ワーケーションについての意識調査を9月末~10月中旬に実施、1063名の方から回答をいただきました。

・海外旅行の検討開始は、14日間の自宅隔離措置の解除と渡航希望先の入国制限解除。この2つが大きなポイント。
・「GO TO トラベル海外版」のような、日本政府、観光庁などからの海外旅行推進プロモーションは旅行検討開始に影響を与える。
・海外旅行出発希望時期は、1.2021年7月以降、2.同4-6月、3.同1-3 月の順となり、前回(7月)調査に比べて大きく後退した。
・今年4月以降に予定していた旅先候補上位5つ、1.フランス 2.ハワイ 3.台湾 4.アメリカ合衆国 5.イタリア。
・約4割が再開後、予定していた旅先への旅行を希望している。
・35.8%は「自費でPCR検査陰性証明書を取得して、海外旅行に行くことを控える」。「抵抗がない」は僅か 15.3%。「自己負担額が安くなれば検討する」は41.4%。
○今後の旅先選びや旅のスタイルについて
・海外旅行頻度は「変わらない」が73%。半数以上は「感染症防止対策への取り組みがされている旅先」を選ぶ。
・約2割強は今後「社会・地域に貢献を意識できる」旅先、「自然が豊かなところ、地球環境を考えられる」旅先を新たに選ぶ。
○「ワーケーション」に関しては、4割が「体験してみたい、体験済み」との関心あり。

アンケート実施期間:2020年9月25日~2020年10月11日
地球の歩き方ホームページ、メルマガなどにて告知、フォーム(選択式、自由記入)による回答。
回答者数:1063名(男性470名 女性588名 無回答5名)

1.2020年6月以降の国内旅行について

●約半数は6月以降の国内旅行に出発(経験)済み。
「今後行く、再度行く予定」のうち、9-10月:35.9%、11-12月:38.8%と約75%は「GOTOトラベルキャンペーン」の実施されている年内(期間内)に出かける予定としている。

Q.国内旅行について(2020年6月以降)


Q.今後行く予定の方、既に出かけられ再度行く予定の方にお聞きします。
今後行く時期はいつですか?

2.海外旅行検討のタイミングについて

●「帰国後の自宅待機(自己隔離)が解除されたとき」21.6%が最も大きなタイミング。

以下、「渡航したい海外の国・エリアでの入国制限がなくなったとき」17.2%、「WHOの終息宣言」11.8%、「外務省の感染症危険情報レベルが渡航可能なレベルに下がったとき」11.5%と続き、14日間の自己隔離が旅行検討開始への最大のハードルとなっている。

今回注目すべき点としては、「日本政府から海外旅行を推進する発言が出たり、プロモーションが始まったとき」が前回調査(4.8%)に比べ11.3%へ大きくポイントを上げた。国内旅行促進の「GOTOトラベルキャンペーン」が話題を集める中、その「海外版」が実施されると海外旅行検討再開に大きな影響を与える。海外旅行推進の施策やメッセージが日本政府観光庁などに期待されている。

Q.海外旅行を検討するタイミングはいつですか?

3.海外旅行の出発希望時期について

●1.「2021年7月以降」30.4%、2.「同4-6月」24.0%、3.「同 1-3 月」15.3%と、前回に比べ大きく後退。

前回「2020年11-12月」25.7%。2021年以降は約4割だった。今回、「2021年1月以降」と「しばらくは海外旅行に行かない、未定」を合わせると約9割。前回の「年末年始には行きたい」という希望は遠のき、「来年の夏以降に期待」、という結果になった。

Q.ご自身の希望としてはいつごろ海外旅行に行きたいですか?

4.今年予定していた旅先候補

●1.フランス 2.ハワイ 3.台湾 4.アメリカ合衆国 5.イタリア 6.スペイン 7.タイ 8.イギリス 9.ドイツ 10.グアム。

Q.2020年4月以降、今年に予定していた旅先候補はどちらですか?上位2つまでご記入ください。(国または都市名の自由記入)

●海外旅行再開後に42.1%は「今年予定していた旅先を選ぶ」としているが、「選び直す」、「決めていない」は半数を超える。

Q.海外旅行再開後、上記の旅先候補への旅行についてどうお考えですか?
またその理由も教えてください

方からは、
・「すべて計画・手配済みだったのでぜひ行きたい」、「現地の友人に会いたい」、
「大好きな現地のご飯を食べて元気になりたい」というコメントが寄せられた。

方からは、
・「外国人旅行者を歓迎する雰囲気のところに行きたい」、「対策をしっかりしているところを最優先したい」、「行ける時期によって旅先を選びたい」とのコメントが挙げられた。

5.自費でのPCR 検査と海外旅行

一部の国や地域では、観光旅行でもPCR検査陰性証明書の提示により入国許可や自己隔離を免除するなどの措置を取っている。

●「自費でPCR検査陰性証明書を取得しなければならない場合は旅行を控える」35.8%、「PCR 検査自体、受けたくない」7.5%と自費でPCR検査を受け海外旅行することには否定的な回答が半数近くになった。
「抵抗がない」は僅か15.3%にとどまり、「自己負担額が安くなれば検討する」は41.4%。

年代・性別で見てみると、20歳代と30歳代女性では「自費でPCR検査陰性証明書を取得しなければならない場合は旅行を控える」が50%、45.7%とその比率が高い。
出国率の非常に高いこの層は「PCR検査陰性証明書を取得しての海外旅行」に否定的な結果が出た。

Q. 自費(現在2~5万円前後)でのPCR検査陰性証明書取得と海外旅行について

同年代・性別分布

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