日本からドイツへ旅行はいつから行けるようになるのか?

2020年新型コロナウイルスの影響により、ドイツはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。

今回ロコタビではドイツ・デュッセルドルフ在住日本人「Hoshi」さんがドイツ人の旦那さま、お子さん2人と一緒に2020年6月2日にドイツの自宅に帰るために日本から入国した貴重な体験をご紹介します。

■この記事を書いてくれたロコ「Hoshi」さん

Hoshiさんがデュッセルドルフの旅のお手伝いします日本では国家試験の“総合旅行業務取扱管理者”の資格や、添乗員の“旅程管理主任者資格”も保持していますので、 皆さんの旅作り

locotabi.jp

デュッセルドルフの自宅に帰るため日本からドイツへ

私たち家族はもともと予定していた2020年2月末から日本に里帰りの一時帰国をしていましたが、コロナの影響で復路のフライトが何度も運休になり、ドイツに戻る事がなかなかできませんでした。

日本の緊急事態宣言解除とドイツのロックダウン緩和のタイミングに合わせ6月にようやく別の便にてドイツの自宅へ戻る事になりました。

現時点(6月30日現在)では日本を含む第三国からEU加盟国への不要不急の入域に関して当面2020年6月30日まで入域制限が設けられています。※延長の可能性あり

そのため通常の観光や出張での入国はできませんが、ドイツに長期滞在の有効なビザを保持している日本人はドイツに自宅があり「ドイツに戻ってくる」という目的で再入国が可能です。

「ドイツに住んでいる家族を訪ねる」という理由の場合、緊急の理由がある場合を除いては入国できませんので、ご家族が離れて暮らしている方は残念ですが会いに行けるまでもう少し時間が必要なようです。

成田からドイツへは全便運休のため羽田からの出発に

私たちが帰国した6月2日の時点では全日空では成田発のデュッセルドルフ便はすべて運休とされていましたので、予約していた成田からデュッセルドルフに戻るはずの便は利用できず、羽田発フランクフルトの便を利用しました。

空港ではすべての人がマスク着用、チェックインカウンターやセキュリティではソーシャルディスタンスを守ります。

今回は深夜(0時10分発)の便だということもあり、羽田空港はおそらくその1便だけで空港内はとても空いていてゲート前のベンチも他の人との十分な距離を取れる余裕がありました。それでも空港ではそれなりの緊張感があり、私たちはこまめに手の消毒を繰り返し、子供達にはできるだけ動き回らないようベビーカーに乗ってもらいました。

ドイツに向かう飛行機の中では…

スタッフの誘導により最後尾から順に搭乗しました。

その日は恐らく50%ほどの搭乗率だったと思いますが、そのため席に余裕があり1グループにつき1列ずつ座ることができ比較的快適なフライトでした。

子供連れのフライトのため深夜便というのに少し不安がありましたが、24時過ぎに搭乗した後は二人ともぐっすり眠ってくれたので昼間のフライトよりも良いかもしれません。

そして機内では出発後すぐに写真のようなインフォメーションの書類が配られました。

「緊急時以外の人との接触を避け、入国から14日間外出禁止」との内容です。

写真はありませんが、これとは別に全乗客が記載する必要のある記入用紙が配られました。記入内容は名前、住所、電話番号、Eメールアドレス、同乗者名、席番号などです。情報では体調についてや日本のどこを訪れたかなど詳しく記載する必要のある問診の記入があると聞いていたのですが、そういったものは一切ありませんでした。

ドイツではPCR検査もなく簡単に入国できた

フランクフルトに到着後、降機の際は誘導があるまで席を立たないようアナウンスがあり、客室乗務員は空港からの指示を待っているようでした。

その後、25人ずつの降機が許可され前列から順に席を立ち、飛行機を降りました。空港スタッフが立っていましたが、半数はマスクを着けておらず日本と比較しドイツでのコロナ対策について違和感を感じました。

尋ねたいことがあったのでスタッフに近寄ると「近寄らないで!ソーシャルディスタンスよ!」とマスクをした女性スタッフに怒られ、コロナ予防の意識の高い人とそうでない人の差がすぐ見られ、「ドイツに戻ってきたんだな。」と実感しました。

その後の入国の手続きに関してはいつもと変わりなく、PCR検査などは一切なくスムーズに入国できてしまい、「え?これだけ?」という印象でした。

フランクフルト空港からレンタカーで自宅まで移動

​私たちはフランクフルト空港からデュッセルドルフの自宅までレンタカーを利用しました。

それはコロナ規制などとは関係なく家族4人での移動手段として、列車や乗り継ぎ便を利用するよりストレスなく帰宅できると思ったからで、スムーズに帰宅することができ、レンタカーを選んで正解でした。

写真は現在のデュッセルドルフ市内バスの車内の様子です。

やはり公共交通機関を利用するのはまだまだ不安があります。

実際には海外からの入国者に対する交通機関や宿泊施設の制限はありません。

「空港からは素早く帰宅、または宿泊施設へ向かうこと」が原則とされ、途中で寄り道をしたりしなければ列車などを使うことも可能です。

自宅がない場合にも指定した施設で隔離したりすることも無く、自分で手配した宿泊施設の利用が可能でその点は日本より規制が緩いことに驚きました。

ドイツに入国後14日間の隔離生活

私たちが入国した6月2日の時点では他国(EU加盟国以外)からの入国の場合は全員14日間の隔離の必要がありました。

まずは帰国後、管轄の保健所に連絡し入国した旨を伝えると外出禁止令が出されます。

この場合、人と会うことはもちろん、買い物や散歩すらしてはいけません。

家の玄関から出ること自体が禁止なのです。

違反した場合は厳しい罰則がつき、私たちは同じマンションに住む親せきですら会うことができません。

3か月ぶりの帰宅だったので子供達の顔を見ようと親せきや友人が訪ねてくれましたが、ベランダ越しからロミオとジュリエットのように会話をしなければなりませんでした。

買い物は知人にお願いするかオンラインショッピング、それが無理なら指定されたホットラインに電話して依頼をします。

そして隔離生活を送って4日経つと、知人から新聞の記事の一部が送られてきました。

内容は、「保健所はやみくもにすべての渡航者に外出禁止令を出してはいけないとNRW(ノルドライン=ヴェストファーレン)州政府が報告した」とのことで、急いで保健所に電話すると、「日本はリスク地域対象外のため隔離の必要なし」と言われ、あっけなく隔離生活は終了。

とはいえ、突然普通に生活が送れると言われてもあまりにも極端な気がして、14日間が終わるまでは自粛して生活することにしていました。

コロナ対策の規制や罰則は各州によって異なりますが、現時点で日本からの入国には隔離の必要はありません。

日本からドイツに入国して思ったこと

新型コロナウイルスが流行している今この状況で飛行機に乗るのは大きな不安がありました。

空港や機内の込み具合は日によって異なるかと思いますが、想像よりはスムーズに落ち着いた雰囲気での渡航ができたと思います。

デュッセルドルフに帰宅後、すぐに14日間の隔離が解除になったのは私たちにとっては助かりましたが、市内の雰囲気は店内や車内でマスクを着用していること以外、私たちが3か月前にデュッセルドルフを出発したときとさほど変わらず、どれほど規制緩和がされているのかをすぐに実感しました。

現時点でもまだNRW州で毎日200名以上の新しい感染者が増えており、ドイツの一部エリアでは再び6月30日までロックダウンとなってしまいました。一人一人がコロナ対策をする必要があると思います。

ロコタビではわかりやすく世界各国の入国制限情報をまとめています。


クレジットソースリンク