道民の道内旅行にかぎって旅行代金を1泊あたり最大1万円割り引く「どうみん割」の販売が始まりました。
「どうみん割り」は、電話やインターネットなどで対象となっている宿泊施設や旅行会社、アウトドア事業者に予約すれば適用されます。
中には、5時間ほどで完売したところもありました。

【旅行代理店で】
札幌市中央区にある旅行会社「日本旅行」の店舗では、29日午後2時からどうみん割の販売が始まりました。
「日本旅行」は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく落ち込んだためことし4月から道内11店舗を休業していましたが、どうみん割の販売にあわせて29日から営業を再開しました。
販売開始から2時間で11店舗あわせてどうみん割の予約を3500泊分受け付けたということです。
さっそく店舗に訪れた札幌市の夫婦は、しばらく趣味の旅行を控えていましたが、往来の自粛が解除され妻と両親と一緒に旅行することを決めたということです。
札幌市の定山渓温泉への1泊の旅行代金1人あたり2万4000円がどうみん割の1万円引きで1万4000円になりました。
この札幌市の68歳の男性は「久しぶりの旅行なので楽しみです。割り引きがあってとても助かります」と話していました。
日本旅行北海道のメディア販売センターの佐々木博章所長は「店舗を休業せざるを得ないほど売り上げが落ち込んでいたので、どうみん割には道内の観光業が盛り上がるきっかけになるよう期待している」と話していました。

【ある旅館では】
札幌市の定山渓温泉「花もみじ」でも28日正午から道から割り当てられたおよそ400泊分のどうみん割の販売を始めました。
電話やインターネットで予約を受け付けたところ、販売開始から5時間ほどで即日完売したということです。
定山渓温泉「花もみじ」の金川浩幸専務は「電話回線がパンクしてしまうぐらいの予約状況でした。夕方以降は問い合わせを頂いても、受け付けられず申し訳なかったです」と話していました。
新型コロナウイルスの影響でことし2月以降、売り上げが大きく落ち込み、4月から6月の売り上げは去年の1割程度だということで、旅館はどうみん割が利用できる7月1日以降の客足の回復に大きく期待しています。
感染拡大を防ぐため道は、どうみん割の条件として新しい生活様式の北海道版「新北海道スタイル」を実施することを条件にしていて、この旅館でも感染症対策を徹底して、観光客を受け入れる準備を進めています。
旅館では、食事や入浴の際にマスクを外さなければならない機会が多いため、衛生的にマスクを保管してもらおうと、受け付けでマスクを入れるための専用の袋を配布しています。
また、大浴場の入口には、混雑状況を知らせるパネルを新たに設置して、利用する人が多くなった場合には時間を変えてもらうようお願いしています。
さらに、大浴場の脱衣所では、脱いだ服を入れるかごの数をこれまでの半分にして、客どうしが一定の距離を保てるようにしています。
定山渓温泉「花もみじ」の金川浩幸専務は「いままで家でかなりストレスがたまっていたと思うので、旅行を通して道民に改めて北海道のよさを体感してもらいたい。安心して来てもたいらいです」と話していました。

【「どうみん割」とは】
北海道民の道内旅行にかぎって旅行代金を1泊あたり最大1万円割り引く「どうみん割」の販売が28日から始まりました。
7月1日から道内1000以上のホテルや旅館の宿泊に加え、日帰り旅行でも使えます。
割り引く金額は、1泊につき▼6000円から1万円未満の宿泊で3000円、▼1万円から1万5000円未満で5000円、▼1万5000円から2万円未満で7500円、▼2万円以上で1万円となっていて、割り引き分は道が負担します。
このほか、交通付きの日帰り旅行や、アウトドア体験でも最大半額の割り引きがあります。
「どうみん割り」は、電話やインターネットなどで対象となっている宿泊施設や旅行会社、アウトドア事業者に予約すれば適用されます。
ただ、売り切れている場合や、対象となっていない商品もあるので、予約の時に「どうみん割」が適用されるか確認することが必要です。

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