新型コロナというワードを含むSNS投稿は減少している。

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世界各国のSNS(掲示板などの情報も含む)について解析し、インバウンド需要などのコンサル業務を行う「ソリッドインテリジェンス」は6月2日、新型コロナウイルスに関するSNSへの投稿が世界でどのように行われているか、分析結果を公表した。

新型コロナウイルスという単語を含む投稿は、中国では2月をピークに減少。アメリカやオーストラリア、韓国などでは3月にピークを迎え、4月には半減していた。SNS上でも世界の「コロナ疲れ」をうかがわせる結果になった。

アメリカでは3月ピークに

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提供:ソリッドインテリジェンス

ソリッドインテリジェンスでは、英語や中国語、韓国語などの言語で「新型コロナウイルス」というワードが含まれるSNS投稿を調査。

中国では1月の投稿数は295万件だったが、2月には585万件と倍増。3月に投稿数は減少し、471万件だった。アメリカは中国からやや遅れ、3月の投稿が最も多く1億1981万件を記録。4月には6780万件とほぼ半減した。

イギリスやオーストラリア、シンガポール、韓国でも3月がピークで、4月は大幅に減少したという。

「第2波」はバズらず

「social distance(ソーシャルディスタンス)」という英単語での投稿は、3月に急増した。

1755万件の投稿があったが、4月には1226万件にまで減少した。中国語(簡体字と繁体字)表記では、英語に遅れて4月がピークだった。

SNS上で反響が大きかったのは、神父がソーシャルディスタンスを保っているというツイートで、57万件の「いいね」があった。

「第2波」というワードについては、アメリカでは3月に2万4000件だったが、4月には11 万8000件へと約5倍に増加。感染拡大が続くフィリピンでは、4月に700件だった「第2波」の投稿数が、5月は5000件を超えた。

ただし、新型コロナウイルスなどに比べると投稿数は低調という。「『第2波』の投稿件数は増えているものの、目立ってバズっている投稿は見当たらない」(ソリッドインテリジェンス)

「靴を脱ぐ」日本文化に注目も

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靴を脱ぐ日本の生活習慣に注目するツイートもある。

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世界で投稿されたツイートの中には、感染者の少ない日本の文化を見直す投稿も散見された。

「 今回のコロナの流行後に日本から学べることが一つあります。家に入る前には靴を脱ぐということです。みんな、綺麗なカーペットを取り戻そうよ 」

ソリッドインテリジェンスの丸野敬社長は、「新しい生活様式が模索される中で、日本の生活習慣を見習う投稿もあった。これが広まればビジネスチャンスになる可能性がある」と指摘する。

また今後は旅行に関する投稿も増えていくと予想されるという。

「現在はまだ少ないですが、『非接触旅行』や『国内のロードトリップ』などの話題が増えてきています。

感染がコントロールできている国や地域を限定で旅行する、『トラベルバブル』というワードも出てきています。今後、旅行がどう変化していくかに注目したいと思います」(丸野氏)

(文・横山耕太郎)


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