話題の本『コロナ後のエアライン』(5)


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2020年10月に実施されたスターフライヤーのプラネタリウムフライト Photo by Kotaro Toriumi

本稿は、鳥海高太朗著『コロナ後のエアライン』(宝島社)から一部を抜粋・再編集したものです。

天井に星を映し窓からも星を観察

世界初の遊覧フライト

 コロナ禍のなか、世界的にブームになっているのが、出発した空港にそのまま戻ってくる遊覧フライトだ。

 既存の遊覧フライトとしては、元旦に御来光を天空の上から拝むことができる初日の出フライトがよく知られている。2020年の元旦には日本航空グループのJALパック主催で、海外版初日の出フライトも実施された。ハワイアン航空の機体を使いホノルル空港を出発してハワイ島の最高峰マウナケア山を見ながら初日の出を拝むものだった。

 新型コロナウイルスで自由に旅行に出かけられなくなった現在、飛行機旅行を純粋に楽しむ遊覧フライトを企画する航空会社が増えた。国際線の大幅減便で一時的に使わなくなっている機体を使って、1~4時間近く飛行するケースが多い。

 こうした遊覧フライトのなかでもきわめて完成度が高かったのが、北九州空港を拠点とするスターフライヤーが運航した「Starlight Flight Produced by MEGASTAR」である。

 これはプラネタリウム・クリエイターで大平技研代表取締役の大平貴之氏が開発したプラネタリウム機器を機内に搭載し、フライト中、天井にプラネタリウム同様に星を映すことができる世界初の遊覧フライトである。さらに夜間のフライトになることから窓からも星を観察することができる企画となった。

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