学生おすすめMAPを披露する日大国際関係学部の宍戸学教授(右)とゼミ生=三島市で

 三島市の日本大学国際関係学部の学生が、市の外国人観光客向けサイトのリニューアルに協力、市内を歩いて見つけた観光スポットを、手書き風の「学生おすすめMAP」にまとめた。学生目線で、会員制交流サイト(SNS)での写真映えを意識したり、若者が一日楽しめるコースを提案したりしている。 (渡辺陽太郎)

 協力したのは宍戸学教授(観光学)のゼミ生。「食べる」「遊ぶ」「観(み)る」をテーマに昨夏から作業を始めた。

 「遊ぶ」では、三島駅から富士山や駿河湾の絶景を楽しめる「三島スカイウォーク」、市自慢の湧水を楽しめる楽寿園などを巡るコースを設定。途中に、地酒がそろう酒店や写真映えする甘味を出す茶房なども組み込んだ。

 おすすめのスポットは、手書きの地図に赤丸でまとめた。サイトではプロデザイナーが手をいれた地図が公開され、赤丸を触ると施設情報が表示される。紹介文も学生自身で考えた。楽寿園の紹介文には「#三島駅からすぐ」「#街中で自然を満喫」などのハッシュタグ(#)も付いている。利用者がSNSに投稿し、検索した多くの人の目に留まることを想定している。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、頻繁に街を歩くわけにもいかず、各種資料やインターネットで調査し、テーマにあったコースを集中的に回った。紹介文も公開直前の三月末まで修正を続けた。

 リーダーで四年の伊藤加奈さん(21)=藤枝市=は「大変だったけど、頑張った成果が形になった」と笑顔だ。佐々木涼一さん(21)=三島市=も「三島生まれの自分も知らない店を見つけ、紹介できた」と満足している。

 プロジェクトは二〇一九年、二〇年に開催予定だった東京五輪・パラリンピックに向けて市と大学などが協議を始めた。五輪は今夏に延期となったが作業は続け、完成させた。

学生が市内を歩き制作した「おすすめMAP」

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