画面に写った群馬県の山本一太知事と感染対策について話し合う福田富一知事(右)=宇都宮市の栃木県庁で

 大型連休が近づく中、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、栃木県の福田富一知事、群馬県の山本一太知事、茨城県の大井川和彦知事が二十四日、テレビ会議を開き「北関東三県共同・緊急メッセージ」を発表した。県内外の人々へ「帰省や旅行など、不要不急の外出は自粛してほしい」と呼び掛けた。 (蒲敏哉)

 会議は、福田知事の発案で午後二時から開催。宇都宮市の栃木県庁九階特別会議室には、大型モニター画面が置かれ、三県知事が対応を協議した。

 焦点になったのは、大型連休中に首都圏の家族連れらが温泉やキャンプ場が多くある北関東を訪れ、感染が拡大することへの懸念。福田知事は「首都圏にとって一大観光地となっている北関東三県が連携することが重要」と強調。三知事は、一致して県境の水際対策に取り組むことで合意した。

 山本知事は「群馬県は草津温泉をはじめ温泉地もパチンコ店も多い。来県は控えてほしい」とし、「JR高崎駅などはデジタル技術を使い、画像でコロナ対策を呼び掛けている」などと両知事に群馬県内の対策をパネルで説明した。

 大井川知事は「千葉、埼玉両県に隣接している茨城県のパチンコ店への来客をどうやって食い止めるかが重要だ」と指摘。営業の「自粛」要請から「指示」へと行政指導強化での連携を提案した。

 会議では、感染が終息した後に、観光復興へV字回復を目指す方策も協議した。茨城・国営ひたち海浜公園のネモフィラ、群馬・館林のツツジ、栃木・足利のフジなどの観光資源のほか、各県民からのメッセージを入れ込んだ三県共通のプロモーション画像をつくることも決まった。 


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