全席グリーン車指定席で瀬戸内海の眺望を楽しめる海側のカウンター席も

2020年10月1日~12月31日に広島県を中心とする瀬戸内エリアで『せとうち広島デスティネーションキャンペーン』(以下せとうちDC)が開催される。

観光列車や観光型高速クルーザーがデビューするほか、期間限定のイベントも開催されるなど、瀬戸内を旅するなら、『GO TO キャンペーン』と『せとうちDC』が開催中のいまが狙い目だ。そんな瀬戸内で楽しんでおきたい注目の乗り物やエリアをピックアップ。

〈1〉新しい観光列車旅

まずは、2020年10月に登場する、JR西日本の新しい観光列車「etSETOra(エトセトラ)」。広島駅から尾道駅まで呉線経由で走る往路と、西条や宮島といった観光名所の多い山陽本線を尾道駅から宮島口駅まで走る復路の1日1往復運行されている。

往路(尾道行き)では瀬戸内の魅力満載のスイーツ(3日前までに予約が必要)、復路(宮島口行き)では車内のバーカウンターが「トレインバー」になり、広島県産のジンとフルーツを使ったオリジナルカクテルや、広島県の地酒3種類の飲み比べセットが楽しめる。

〈2〉ソファでゆったり、観光型高速クルーザー

2020年9月から運航されている「SEA SPICA(シースピカ)」

続いて、同じく2020年9月にデビューした観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」にもぜひ乗っておきたい。

「SEA SPICA」はゆったりと寛げる特注のソファ型座席を導入し、窓際の席は景色を楽しめるように工夫されており、テラスには瀬戸内の島々をイメージした形のソファが配されるなど、従来の高速船とまったく異なり、風景を存分に楽しめる。

東向きコース(広島港から三原港)、西向きコース(三原港から広島港)の2コースがあり、東向きコースでは下蒲刈島と大久野島、西向きコースでは御手洗港(大崎下島)と大久野島で下船観光が楽しめる。

〈3〉サイクリングで瀬戸内海を横断

JR西日本の「尾道・しまなみサイクリングきっぷ」なら、レモン色の自転車がレンタルできる
JR西日本の「尾道・しまなみサイクリングきっぷ」なら、レモン色の自転車がレンタルできる

ほかにも瀬戸内で楽しみたいことは盛りだくさん。アクティブに楽しみたいなら、しまなみ海道のサイクリングも忘れてはいけない。

広島県尾道市から愛媛県今治市まで、いくつもの島と橋を渡るしまなみ海道は、美しい景色も楽しめるサイクリングコースとして人気を集めている。瀬戸内の空と海、島の景色を眺めながら、観光名所を訪れたり、ご当地のおいしいグルメを味わったりして、しまなみ海道を自転車で気軽に楽しみたい。

〈4〉若い世代の新店増加、新しい「尾道」の魅力

千光寺公園から尾道水道を眺める、ザ・尾道な絶景
千光寺公園から尾道水道を眺める、ザ・尾道な絶景

そして、瀬戸内の港町を楽しむ街あるきも、瀬戸内の旅には欠かせないお楽しみ。数ある港町の中から、尾道と呉の2つのエリアを紹介したい。

尾道は多くの文学作品や名作映画の舞台としても名高いことからベタな観光地のイメージが強いが、ここ数年、移住者や地元の若い世代による新しい店が増えおり、そこから発信される情報や人々の交流が街に新しい風を吹き込み、融合し、また新たな魅力を生み出している。

〈5〉海軍グルメが味わえる港町「呉」

実際に使用されていた潜水艦の内部が展示室として公開されている「てつのくじら館」
実際に使用されていた潜水艦の内部が展示室として公開されている「てつのくじら館」

一方、呉は世界最大を誇った戦艦「大和」を生み、東洋一の軍港として名を馳せた旧海軍の拠点だった港町。旧海軍ゆかりの地や海上自衛隊の施設が点在し、「てつのくじら館」や「大和ミュージアム」など大規模なミュージアムも整備され見どころが多いほか、海軍グルメも充実している。

観光列車、クルージング、サイクリングで瀬戸内海の絶景を楽しみ、瀬戸内の港町で街あるきを楽しむ。この秋ならではの瀬戸内の旅に新型コロナウイルスの感染予防をした上で、でかけてみませんか?

※これらの情報は、2020年9月29日発売の『瀬戸内の本』(京阪神エルマガジン社刊)より抜粋したものです。

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