観光客が減少した倉敷美観地区。大原美術館前も閑散としている=11日


大原美術館入館者6割減に 岡山県内 主要観光施設3月まとめ


3月は前年を上回る利用者が訪れた笠岡ベイファーム=17日

3月は前年を上回る利用者が訪れた笠岡ベイファーム=17日



 岡山県内の主要観光施設30カ所の3月の利用者数がまとまった。新型コロナウイルス感染拡大防止の対応で休館・休園、イベント中止が相次いだため、県南を中心に利用が落ち込み、全体で43万9293人と前年同月比29・9%の大幅減となった。4月は後楽園(岡山市)や大原美術館(倉敷市)といった多くの施設が休んでおり、さらに深刻化しそうだ。

 県がまとめたのは備前、備中、美作の3県民局単位(各10施設)の月別利用者。3月は備前9万2008人(前年同月比53・4%減)、備中20万6322人(同22・7%減)、美作14万963人(同13・2%減)だった。

 個別施設の数は発表しておらず、山陽新聞社で独自に取材。主な施設では、岡山市の後楽園は3万8953人(同51・5%減)、岡山城は1万5699人(同52・9%減)、倉敷市美観地区の大原美術館は9964人(同60・4%減)と半数以下となった。岡山城の担当者は「3月の3連休後からどんどん人が減り、緊急事態宣言以降はさらにひどくなっている」と話す。

 美観地区近くの倉敷市営中央駐車場も2万1296台(同14・1%減)と減少。大原美術館は11日から休館しており、同市市街地開発課は「美観地区の店の休業、イベントの中止が続けばさらに減るだろう」としている。

 このほか鶴山公園(津山市)が1万2478人(同22・2%減)、おかやまファーマーズマーケット・ノースヴィレッジ(勝央町)が4万9418人(同21・2%減)だった。

 利用者数が伸びたのは、道の駅笠岡ベイファーム(笠岡市)の9万3575人(同6・0%増)、ひるぜんジャージーランド(真庭市)は7409人(同25・8%増)。ベイファームは「菜の花がきれいだった前半は多かったが、後半にかけて少なくなった」とする。

 各施設とも今月は3月より落ち込みが激しく、担当者は頭を抱える。県観光課は「例年なら大型連休に向けてPRしていくがそれもできない。西日本豪雨以上の落ち込みになる可能性もある」としている。


クレジットソースリンク