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赤羽大臣会見要旨

2020年7月7日(火) 11:09 ~ 11:22
国土交通省会見室
赤羽一嘉 大臣

閣議・閣僚懇

 (大臣)私の方から、閣議案件につきまして御報告はありませんので、よろしくお願いいたします。

質疑応答

(問)九州の大雨についてお伺いしたいのですが、熊本等で河川の氾濫など大きな被害が出ておりまして、今朝にかけても九州北部で降り続いておりますけれども、現時点の被災状況と国土交通省の対応などお聞かせください。
加えて、4日に熊本、鹿児島に大雨特別警報が出された時のことでお伺いしたいのですけれども、未明に特別警報が出されておりまして、事前に避難行動が難しかったという声をよく聞くのですが、予測が技術的に難しいという面はあると思いますが大臣の問題意識等をお伺いできますでしょうか。
(答)冒頭、改めまして、この度の豪雨災害によりお亡くなりになられた皆さまに対しまして心からお悔やみ申し上げます。
また、行方不明の方々の早期の発見、そして被災された全ての方々に対して、改めてお見舞い申し上げます。
7月4日の熊本、鹿児島に続きまして、昨日には、福岡、佐賀、長崎にも大雨特別警報が発表され、九州を中心に、また、九州のそれ以外でも記録的な大雨となっています。
現在の状況でありますが、国管理の筑後(ちくご)川(がわ)上流の大分県日田市(ひたし)において、氾濫が発生しており、また、佐賀県や長崎県の県の管理河川につきましても氾濫発生の情報が入っております。
さらに、氾濫危険水位を超えている河川も多数ありまして、これらの河川の沿川にお住まいの方々には、厳重な警戒と、速やかに安全を確保していただけるよう、改めてお願いをする次第です。
筑後川上流の熊本県小国町(おぐにまち)にある国管理の下筌(しもうけ)ダムでは、本日10時30分より、いわゆる緊急放流を実施しております。
ただし、このダムのすぐ下流には、国管理の松原(まつばら)ダムの貯水池があるため、直ちに松原ダムより下流の地域の流量が増大するということはありません。
次に、これまでに発生した被害への対応についてでありますが、九州各地において、河川の氾濫や堤防決壊、土砂災害が発生するとともに、道路や鉄道などに大きな被害が発生しておりますが、現在天候が悪く、防災ヘリを飛ばせない状況でありまして、いまだ調査に入れないエリアもあることから、今後できるだけ早く調査を進め、被害の全容把握に全力を挙げてまいりたいと思います。
国土交通省では、これまでに、人命最優先の観点から、海上保安庁の航空機等によりまして、孤立者18名を救助し、今も引き続き捜索・救助等にあたっているところです。
TEC-FORCEにつきましては、総勢236名を現地に派遣しておりますが、これまで24時間体制で決壊した堤防の緊急復旧や浸水箇所での排水活動、防災ヘリによる広域的な被災状況の調査にあたっているところです。
既に、国管理の球磨(くま)川(がわ)における堤防決壊1箇所は、昨日午前9時に仮の堤防を完成させ、また、球磨川流域の約1060haの浸水につきましては、排水ポンプ車により、昨日までにおおむね解消したところです。
また、被害情報や支援ニーズの収集など対応にあたるリエゾンは、昨日まで到達できていなかった球磨村(くまむら)に7名が到達できました。
村長と面談し、村内の被害状況の収集にあたっているところです。
道路につきましては、熊本県管理の球磨川沿いの国道219号の沿線地域で、少なくとも14の橋梁が流出するなど、大きな被害が確認されており、国も参画して早期復旧に取り組んでいく予定です。
鉄道につきましては、九州の2路線で3つの橋梁流出が判明するなど、大きな被害が確認されており、復旧までに相当の時間がかかることが予想されますが、いずれも地域住民の皆さまの生活の足であり、鉄道事業者と連携した対応をしっかりと進めてまいります。
避難の長期化に備えたホテル・旅館の確保につきましては、宿泊団体に協力要請を行ったところであり、昨日段階で220名前後の受入れが可能となりました。
地元被災地の要請に十分対応できるよう、更なる調整を進めてまいりたいと思います。
今後とも、地域に寄り添いながら、国土交通省の現場力を最大限に発揮して、現場第一の姿勢で災害対応に全力を尽くしてまいりたいと思います。
御質問の特別警報以前の避難の呼びかけについては、気象庁では、線状降水帯を含め、災害につながる大雨を精度よく予測できるよう技術開発などを進めているところです。
今回のように、線状降水帯の予報は大変難しいと気象庁からも聞いておりますが、精度を高めるということは大事な1つの柱だと思っておりますので、昨日の段階で、気象庁長官にこの精度を上げるよう、私から指示しているところです。
2つ目は、避難勧告の呼び掛けを早期に行うことも検討しなければいけない。
これも、今回だけではなく、昨年の災害のときにも、広島であったと思いますが、やはり避難勧告を夜に発令し、夜中に高齢者の方々が雨の中を避難するようなことは大変リスクがあるのではないかという議論がありました。
今回もいろいろと見ておりますと、大雨警報、いわゆる警戒レベル3相当で、例えば人吉市(ひとよしし)では、7月3日21時39分に発令し、劇的に状況が悪くなり、警戒レベル4を11分後の21時50分に発令、そして警戒レベル5を翌日の朝4時50分に発令したということです。
21時50分の段階で避難勧告というのは、現実的には高齢者の方も多い中で、大変被害が大きく出てしまったということを教訓として、この点、気象庁、国土交通省全体でしっかりと進めていきたい。
改善を図っていきたいと考えております。

(問)リニア中央新幹線についてお聞きします。
先週、静岡県は、ヤード整備は認められないと改めてJRに回答し、これに対してJRは、2027年の開業は難しくなった。
今後の対処については国土交通省と打ち合わせていくというコメントを発表しました。改めて2027年の開業について大臣のお考えと、国土交通省としての今後の対応についてよろしくお願いします。
(答)3日の静岡県からJR東海への回答について、JR東海から静岡県に対して再度確認を求めていると私たちは承知しております。
これは公開になっていると思います。ですから、そのやりとりをしっかりと見守らなければいけないと思っています。
加えて、JR東海から国土交通省に対して開業が遅れる旨の報告は受けておりませんので、現状は、まだ2027年開業の予定は変わっていないものと承知しているところです。
リニア中央新幹線につきましては、これまでも申し上げておりますように、沿線自治体をはじめ、早期開業への期待が大きいことから、JR東海と静岡県との間でしっかり協議をしていただくことが重要であると考えております。
当然、リニア中央新幹線の早期実現と、その建設工事に伴う水資源と自然環境への影響の回避・軽減を同時に進めることが重要であることは、静岡県、JR東海、そして私たち国土交通省の三者の共通認識であると考えております。
現在、国土交通省としても、有識者会議で議論等をしておりますので、引き続き必要な調整、協力等をしっかり行っていきたいと考えております。

(問)最近、東京都内では新型コロナウイルス感染拡大のフェーズに入ったようにも思える状況だと思うのですが、千葉や神奈川などの知事からもあまり来てほしくないような声も出ておりますけれども、8月を予定している「GoToトラベルキャンペーン」の開始などへの影響はございませんでしょうか。
(答)国土交通省として、感染拡大防止と観光振興の両立をしっかり図っていかなければいけないと思っておりますし、観光を推進していくにあたり、国民の皆さまが安心して旅行していただけるような安全な環境整備が大変重要だと当然考えております。
県をまたぐ移動についてですが、昨日、官房長官が会見で述べられているように、政府としては、現時点の感染状況に鑑みて、県をまたいだ移動の自粛を一律に要請する必要があるとは考えてはいないと。
これは、私たち政府共通の認識です。
また他方、「GoToトラベル事業」については、今、事務局の審査中でありますし、観光関連事業者からの強い要請もありますので、一刻も早い事業の開始を目指して、事務局の選定をはじめとした様々な準備を鋭意進めているところです。
いずれにせよ、当然実施するときには感染状況を注視しつつ、感染症の専門家の御意見、また政府全体の方針を踏まえることは、当初から申し上げているとおりで、その方針に変わりはなく、当然丁寧に進めていきたいと思っております。



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