石川テレビ

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地域

 石川県内の観光地が設けたある案内サイト。すでに閉鎖したはずなのに何者かになりすまされる被害が発覚しました。

(リポート)
「歴史ある武家屋敷が立ち並ぶこの通り。奥まで石畳が続いていて非常に趣があります」

 金沢の観光名所の一つ「長町武家屋敷跡」ここを案内するサイトで今、困った事が起きていました。

青木副会長:
「運営管理費、維持費の問題で維持できないという判断に至りまして今年の3月いっぱいで手放してしまったんですけども全く違うサイトに切り替わってしまった」

 案内サイトは地元のボランティア団体が開設し自費で運営していました。しかし、維持管理費などの問題から今年春に閉鎖。

 ところが、この夏サイトを開いてみると「なりすまし」されたページが立ち上がっていました。

青木副会長:
「非常に驚いたということと憤りを感じる。内容も一部おかしな部分がありますのでそれが金沢、長町だと思って来られると非常に申し訳ない」

 実際にホームページを見てみるとおかしな点がありました。金沢の案内サイトなのに京都の金閣寺や清水寺といった別の観光地の画像が掲載されています。さらに…。

(リポート)
「紹介文なんですけども『ミスティーノカジノボーナス』と書かれています」

 リンクをクリックするとオンラインカジノのページに遷移してしまいます。こうした誘導行為が目的なのでしょうか。

 インターネットに詳しい北陸先端科学技術大学院大学の宇多助教は次のように話します。

宇多助教:
「保持しているドメインの更新手続きを忘れて他人に取られてしまったり、不要になったドメイン名を手放した後に、今回のサイトのように他人に取られて悪用されたりという問題は度々起こっていて、注意が呼びかけられています」

 一度手放したドメインを第三者が取得することは問題ないとされているものの、以前のサイトの内容をそのまま使っている点には著作権侵害の疑いがあるといいます。

 さらに宇多助教は、誘導先で利用者に危害を与える不正なソフトウェアが仕込まれるような悪質な場合もあると指摘します。

宇多助教:
「観光サイトの場合はユーザーはそれなりの数がついているので、悪用する側からすると狙いやすいターゲット。ページをきちんと維持する、あるいは無くなったということをきちんと表示することが必要」

 事態を受け運営にあたっていたボランティア団体では、なりすましサイトにつながるパンフレット上のQRコードを塗りつぶすなどの対応に追われています。

青木副会長:
「正しい情報を伝えて今後の集客につなげていきたい」

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