2020年12月1日から日本郵便株式会社にて300枚限定で販売開始

 日本人初のデザイナーとして株式会社乃村工藝社(以下、乃村工藝社)鈴木不二絵が担当した「ブリュッセル・フラワーカーペット2016」の写真が、茨城県がベルギー王国のホストタウンであることを記念し日本郵便株式会社から発売されるオリジナルフレーム切手に採用されました(2020年12月1日販売)。本切手は、フラワーカーペットの夜景写真を含め茨城県とベルギー王国の絶景写真など計15枚で構成されています。
 「ブリュッセル・フラワーカーペット」はユネスコ世界遺産・ブリュッセルのグランプラス広場にて2年に1回開催され、第20回となる2016年は、日本・ベルギー友好150周年記念の一環として日本をテーマに2016年8月12日から4日間にわたり開催されました。鈴木不二絵は「花鳥風月」をコンセプトに、日本とベルギーに共通する「美しい自然」「美しい風景」を通じて、両国の150年に渡る深い友好的なつながりと、今後の良き未来の実現を願いデザインしました。



採用されたフラワーカーペットの夜景写真

人びとの幸せと感動が、未来へとつながるデザイン

 鈴木不二絵は日本の伝統文様から縁起・成長・円満・長寿といった幸せの意味を持つモチーフを選定し、カーペットを大きな幸せの集合体としました。1,800m2のカーペットには60万個の生花のベゴニアを使用。ベルギーの市民や日本人在住者、ベゴニア農家など約100名のボランティアが一緒に、8時間かけて手作業で完成させました。また、デザインプロセスにおいても、鈴木不二絵が基本デザインを、実施設計はベルギー人デザイナーMarc Schautteet 氏が担当し、互いに理解と尊敬の念をもって意見交換しながら、準備が進められました。


並べる花のサイズや限られた色味、ブリュッセルのモチーフや芝生を取り入れるなど、フラワーカーペット事務局の要望も反映しながらデザインを完成させた。

農家では約7か月かけてベゴニアの花を育て新鮮な状態で会場に運ぶ。鈴木不二絵も収穫前日に訪問した。

広場に描かれた下絵をもとに、ボランティアの手でひとつひとつ花を置いていく。

 当時、ブリュッセルではテロが発生し街に暗い影を落としていました。しかし、ベルギーで大切に育てられた花を使い市民が協働することで、国と国、人と人の絆を描き未来への希望を感じさせたフラワーカーペットが完成し、人々の心を強く動かしました。会期4日間で約10万人が来場し、「両国の歴史と想いをつなぎ感動を与えた、フラワーカーペットの歴史に残る素晴らしいデザイン。」と今も高く評価されています。
 今後も乃村工藝社は「社会から選ばれるノムラ」として、空間を通して新たな社会的価値を創り、世界に歓びと感動をお届けしてまいります。


“私たちが心から感謝しているのは、今年テロが起こり、友情や美しい物など、

心温まる事を求めていた時にこんな素晴らしいプレゼントを頂けたことです。

私たちはこれからもこの美しい街で暮らしていけると思えるでしょう。”

ブリュッセル市文化観光局長フィリップ・クロース氏(現市長)2016年8月

ホストタウン フレーム切手について

販売概要

商品名:茨城県×ベルギー王国ホストタウンフレーム切手

販売開始:2020年12月1日(火)インターネットでの受付開始日は12月5日(土)0時15分~となります。

価格: 920円(税込)切手部分は84円切手5枚

販売局:茨城県中央エリア郵便局※、および東京中央局、大手町局(計94局)

※水戸市、笠間市、ひたちなか市、那珂市、茨城町、大洗町、城里町、東海村 計8市町村、92局

販売部数:300シート限定販売(予定)

茨城県ホストタウン事業について

茨城県は水戸市、ひたちなか市、日本オリンピック委員会とともに、ベルギーオリンピック委員会との間で、2018 年12月1日に事前キャンプの基本合書を締結しました。販売開始日の2020年12月1日は、ベルギー事前キャンプ協定締結2周年記念日となります。

乃村工藝社 鈴木不二絵 プロフィール・コメント

鈴木 不二絵 (すずき ふじえ)

株式会社乃村工藝社 クリエイティブ本部 IVD-Integrated Visual Design

アートディレクター

コメント

「茨城県×ベルギー王国ホストタウンフレーム切手」にフラワーカーペットの写真を採用いただきありがとうございます。新型コロナウイルス感染拡大によりベルギー・日本ともに大きな影響を受けている中、4年を経て改めて両国をつなぐ一助になれましたことを光栄に思います。今年のフラワーカーペットは残念ながら中止となり、準備をされていたフラワーカーペット事務局・農家の方々を思うといたたまれない気持ちとなりますが、切手を通じて日本全国の皆さまに少しでもフラワーカーペットがもたらす感動とベルギーという国の美しさをお届けできれば幸いです。この場を借りして、採用にご尽力いただきました茨城県様・日本郵政株式会社様・ベルギー大使館様・ベルギー政府観光局様・フラワーカーペット事務局関係者様に心より御礼申し上げます。

プロフィール

北海道札幌市出身。2001年に乃村工藝社へ入社、博物館・展示施設の設計業務に従事した後、2004年より、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」をはじめとした各種施設やイベントなどのVIデザインからグラフィックデザイン・広告デザインなどコミュニケーション・デザイン全般を手掛け、幅広い分野で活躍。2017年に乃村工藝社内に発足した、ビジュアル・グラフィックデザインのプロフェッショナルチーム「IVD(INTEGRATED VISUAL DESIGN)」のリーダーに着任。

近年の担当プロジェクトとして、日本とベルギー友好150周年記念事業の一環としてベルギー・ブリュッセルで開催された「ブリュッセル・フラワーカーペット2016」のデザインを日本人で初めて担当(2016)、「THEドラえもん展2017」企画・デザイン(2017)、「白い恋人パーク」ではアートディレクターとして、施設ロゴデザイン、キャラクターリデザインと新キャラクターデザイン、広告デザイン、リニューアルに伴う限定商品のパッケージデザインなどをクリエイティブ・プロデュース(2019)。

2020年は、台湾・桃園にオープンした水族館「Xpark」のファサードモザイクタイル壁画のアートディレクターを務めた。また社会に貢献するビジュアルデザインとして、ニューノーマルを実感できる乃村工藝社の取り組み「自然に気づこう、保とう。フィジカルディスタンス」のグラフィックデザインをIVDが担当した。

ブリュッセル・フラワーカーペット2016実施概要について

実施期間:2016年8月12日~8月15日
主催:Brussels Flower Carpet association(2016年事務局長Annette Katz)
デザイン:株式会社乃村工藝社 IVD 鈴木不二絵
実施設計:Marc Schautteet
写真: Wim Vanmaele、Peter Testelmans
広報コーディネート:栗田 路子

乃村工藝社について

株式会社乃村工藝社

1892年の創業以来、商業施設、ホテル、ワークプレイス、博覧会、博物館などのさまざまな空間の総合プロデュース企業として、全国10拠点を展開し、プランナー、デザイナー、プロダクトディレクターなどの専門職が総計1,000名以上在籍しています。創業から120年以上にわたり培ってきた総合力とデジタルテクノロジーを活かし、地域活性化をはじめ社会課題の解決につながる空間価値の提供で人びとに「歓びと感動」をお届けしています。

IVD(INTEGRATED VISUAL DESIGN)

ビジュアルの視点から空間へアプローチしていくクリエイティブスタイルにより新しいブランド価値を創出する、ビジュアル・グラフィックデザインのプロフェッショナルチームです。


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