人気の佐野ブランドキャラクター「さのまる」も「佐藤の会」入会を呼びかける

  • 人気の佐野ブランドキャラクター「さのまる」も「佐藤の会」入会を呼びかける
  • 佐藤の会会員募集のチラシ

 「つながろう!全国の佐藤さん」―。全国最多の名字「佐藤さん」ゆかりの地を標ぼうする栃木県佐野市は、親睦団体「佐藤の会」の会員拡大を目指し、東北地方で9日からメディアキャラバンを始める。今年3月に発足した「佐藤の会」。新型コロナウイルス感染拡大の影響でPRが難しい中、佐藤姓が多い東北地方に着目、会員拡大の足がかりにしたい考えだ。(梅村武史)

 佐藤姓を巡っては、佐野地域で活躍し、平将門の乱を鎮めたとされる藤原秀郷の末裔まつえいが、「佐野の藤原氏」の意味で「佐藤」と名乗ったことが始まりとの説が有力とされる。こうしたことから佐野市は、語呂合わせで「佐藤の日」の3月10日、「佐藤さんゆかりの地 聖地化プロジェクト」を立ち上げた。秀郷が居城にしていた唐沢山城跡を聖地とし、佐野市を「佐藤さんのふるさと」と位置付けて、まちの魅力アップを目指している。

 「佐藤の会」はプロジェクトの一環で、全国の佐藤さんと佐野市をつなぐ役割を担う。会費無料の個人会員と、佐野市への5000円以上のふるさと納税が会費のプレミア個人会員がある。

 国内に約200万人いるとされている佐藤姓だが、「佐藤の会」会員は募集開始から半年で約400人とやや伸び悩んでいる。

 明治安田生命の2018年の調査によると、東北6県で約50万人の佐藤姓がおり、青森県をのぞく5県で最多姓という。秀郷を祖とする奥州藤原氏が東北地方で権勢を誇ったことなどがその理由とみられる。

 キャラバンは市ブランドキャラクター「さのまる」が岡部正英市長の名代みょうだいとして出陣する。9日に秋田県の秋田魁新報社と秋田朝日放送、16日に宮城県の河北新報社とミヤギテレビ、17日に福島県の福島民報社と福島中央テレビを訪問して、取材や番組出演などを通じて会の認知度向上と会員募集を行う。

 県外への移動を伴うキャラバンのため、マスク着用やアルコール消毒の徹底など感染症対策を徹底するという。市総合戦略推進室は「コロナ禍でアピールが難しかった。佐藤さんが多い地で一気に会員を増やし、つながりを広めたい」と意気込んでいる。


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