国道の新設や改良、修繕などを担当する国土交通省の国道事務所は、毎年3月末から4月末にかけて、新年度の事業内容を発表している。ここでは、都内を管轄とする国道事務所が発表した2020年度事業概要から、現在新設中の国道に関するものをまとめてみた。

国道20号・八王子南バイパスの開通済み区間の終点である八王子市館町(たてまち)の医療センター入口交差点の様子。建設中の橋脚が並ぶ。

 国道事務所は国土交通省の国道(一部高速道路の建設も含む)の建設や改良、修繕などを担当する部署だ。青森県から鹿児島県までの45都府県(※1)を8つの地区に分け、東北から九州までの地方整備局に複数の国道事務所もしくは河川も併せて管理する河川国道事務所が配置されている。

 東京などの関東の1都6県に山梨と長野を加えたエリアは関東地方整備局の管轄で、11の国道事務所と3の河川国道事務所が置かれている。それらに加え、C3外環道建設専門の東京外かく環状国道事務所もある。

※1 北海道と沖縄の国道の建設や管理などについては、北海道は国土交通省北海道開発局が、沖縄は内閣府沖縄総合事務局が担当。

 1都府県につき最低ひとつの国道事務所が置かれるが、東京の場合はその道路網の規模から4事務所が置かれている。23区を主に担当しているのが東京国道事務所(画像1)で、多摩地区を担当しているのが相武国道事務所(画像2)。そして2020年度は、23区の湾岸地区1路線および城南地区1路線の計2路線を担当しているのが川崎国道事務所(画像3)で、23区城東地区の2路線を担当しているのが首都国道事務所(画像4)だ。

画像1。東京国道事務所が担当するのは主に23区。プレスリリース「令和2年度東京国道事務所の事業概要」より。

画像1。東京国道事務所が担当するのは主に23区。プレスリリース「令和2年度東京国道事務所の事業概要」より。

画像2。相武国道事務所は東京の多摩地区と神奈川県の北部や北西部などを担当。プレスリリース「令和2年度 相武国道事務所の事業概要」より。

画像2。相武国道事務所は東京の多摩地区と神奈川県の北部や北西部などを担当。プレスリリース「令和2年度 相武国道事務所の事業概要」より。

画像3。川崎国道事務所の担当範囲。国道357号の東京区間や、国道15号の城南地区も担当する。プレスリリース「令和2年度 川崎国道事務所の事業概要」より。

画像3。川崎国道事務所の担当範囲。東京の湾岸地区や城南地区を担当するほか、神奈川県の東部や中部も担当。プレスリリース「令和2年度 川崎国道事務所の事業概要」より。

画像4。首都国道事務所が担当する都内の路線は、城東地区の国道6号と国道14号。プレスリリース「首都国道事務所の道路事業概要について(東京都版)」より。

画像4。首都国道事務所は主に千葉県西部を担当するが、都内の城東地区も担当。プレスリリース「首都国道事務所の道路事業概要について(東京都版)」より。

 ここではそれら4つの国道事務所が4月に発表した事業概要の中から、現在新たに建設が進められている国道を紹介する。国道20号・甲州街道の新バイパスと、国道357号・東京湾岸道路の多摩川トンネルの2路線4区間だ。

【新設道路】
国道20号・甲州街道:
 ●日野バイパス(延伸)
 ●日野バイパス(延伸)II期
 ●八王子南バイパス
国道357号・東京湾岸道路:多摩川トンネル

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