ツアーを企画した神野賢二さん(左)と路子さん

 あきる野市西部の五日市地区や檜原村を徒歩や自転車で回りながら謎を解くイベントが好評だ。八日までの今季一回目の企画には、都心部などから約二百人が参加。企画した「東京裏山ベース」代表の神野賢二さん(42)は「密を避けながら、地域の自然を楽しめるのが今の時代に合っているのではないか」と話している。年内に第二弾〜第五弾を相次いで実施する予定だ。(布施谷航)

 イベントは「秋川渓谷謎解きエコツアー」。参加者はスマートフォンで専用のサイトに登録。事前に渡される紙の資料を手に寺や神社、観光施設を訪れ、スマホに表示される謎を解く。解答をスマホで送信すると、次の訪問場所のヒントを入手できる仕組みだ。

 架空の「秋川渓谷総合研究所」の教授が出てきたり、森の精霊が出てきたりといったストーリーは神野さんが考案。妻の路子さん(42)がシナリオを編集するほか、スマホに登場するキャラクターは地元の漫画家やイラストレーターが手掛ける。地元の温泉施設「瀬音の湯」とタイアップしたシナリオもあり、地域ぐるみで盛り上げている。

 大学生のころからこの地域の魅力に取りつかれ、九年前に移住した神野さん。地域愛は謎解きツアーにも盛り込まれており、普段は観光客が訪れない穴場スポットにも参加者を誘導。巨木や絶景、昔ながらの郷愁を誘う集落など、地元住民だけが知る取って置きのポイントも回る。

色づいたイチョウの古木を巡るイベントも=いずれもあきる野市で

 謎解きイベントは昨年十一月に初めて実施。新型コロナウイルスの流行が深刻化した今年四月までに四回実施した。「三密を避けよう」との合言葉が広がる中、さらに可能性を感じたという。「都心から来た人たちにも楽しく過ごしてもらえるよう考えている。紹介したい地域資源はまだまだある」とさらなる謎解きツアーの構想も練っている。

 五日市地区から秋川渓谷の広域を回る第二弾は九日から実施。五日市地区の温泉施設「瀬音の湯」をスタートする第三弾は十九日から実施予定。詳細は、ホームページ(HP)「東京裏山ワンダーランド」で発表する。

 問い合わせは、神野さん=電090(6115)6524=へ。


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