テレビなどでもよく放送される国「マレーシア」。

物価が安く、豪華が暮らしができるといった点や、通年暖かい気候で過ごしやすいという点から、「移住先」として大変注目が集まっています。

安い物価や、過ごしやすい気候、日本人の口に合いやすい現地食、他国と比較すると取得しやすい長期滞在ビザなど、挙げればきりがないほど魅力に満ちたマレーシア。

今回は、マレーシアが持つ移住先としての魅力をお伝えします。

※2020年10月現在:現在コロナウイルスの影響により、マレーシアへの外国人観光客の立ち入りは禁止されております。

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マレーシアは13年連続移住したい国ナンバーワン

ロングステイ財団の2018年の調査によると、マレーシアは2006年より13年連続で「日本人が移住したい国ナンバーワン」となっています。※「ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域2018』」参照

図:日本人が移住したい国ナンバーワンの推移

また、実際にマレーシアに在住する日本人の数も年々増加しており、外務省の海外在留邦人数調査統計によると2018年10月1日現在、約3万人の日本人がマレーシアに住んでいます。

前年比で見ても、近隣の国、シンガポールが前年より+200人増加のところ、マレーシアは+2,000人増加と、マレーシアが如何に今日本人に人気かが伺えます。

図:在マレーシア邦⼈数

出典:外務省 平成27年 海外在留邦⼈数調査統計

治安も安定しており、移住ビザの条件もそれほど厳しくないため、特にリタイアを考えたシニア層の移住が増えています。また、フリーランスで働いている30〜40代や子供の教育移住先として、マレーシアへの関心が高まっています。

マレーシア移住の7つメリット

なぜこれほどまでにマレーシアへの移住が人気なのでしょうか。 ここでは、マレーシア移住のメリットを挙げ、人気の理由をご紹介します。

1.物価が安い

以前と比べると物価は上昇してきていますが、それでも物価全体では日本の1/2~1/3 程度です。輸入品など物によっては日本とほとんど変わらない価格のものもありますが、食費・光熱費・住居費など、かなり抑えることができます。

ここでは、参考程度に現地の物価の例をまとめておきます。

図:1ヵ月あたりのマレーシアの生活費例

項目 費用
住居 4~10万円(2LDKのコンドミニアム。プール&ジム付きが殆どです)
食費 4~6万円(自炊と外食を組み合わせた場合)
通信費 約6,000円(携帯電話・インターネットの固定回線)
水道光熱費 約1万円(水道・ガス代)
交通費 約5,000円
合計 約10~20万円

2.住環境が良い

マレーシアのコンドミニアムは24時間警備員がつくのはあたりまえ、広い共有ガーデンにはプールやジムがあり、家具付きの広々とした居住空間の物件が、日本の相場よりかなり安い価格で借りれたり、購入できたりします。

画像:コンドミニアム内に設置されたジム

画像:コンドミニアム内に設置されたプール

マレーシアのコンドミニアムの様子は「クアラルンプールのコンドミニアムの魅力。賃貸・購入情報まで解説!」をご覧ください。

3.治安が比較的良い

マレーシアはアジアの中でもかなり治安がよく、暴動や凶悪犯罪の数もとても少ないので、安全に暮らせる地域として人気があります。

※夜に女性一人で歩いても大丈夫だという体験談も多くみられます。

ただ、泥棒や置き引きという類の軽犯罪は他のアジアの国と同じくらいはありますので、注意は必要です。

4.のんびりと暮らせる

1年中気候も暖かく、国民性も比較的ゆったりしているので、のんびりとした時間を過ごすことができます。

中にはマレーシアに家を持ち、日本が冬の季節の寒い期間のみマレーシアの暖かい気候の中で過ごす方もいらっしゃいます。

また、ゴルフ大国をめざしているマレーシアにはゴルフ場も多くあります。

その中には格安で手軽に楽しめるものや、リッチな気分でコースを回れるリゾートゴルフ場まであるため、ゴルフ好きの人にはおすすめです。

5.食べ物が美味しい

「マレーシア料理」と聞くと、イマイチぱっと想像できない方が多いのではないでしょうか?実は、タイ料理のようにマレーシア料理は日本人の口に合いやすく、現地食を好んで食べる日本人は多いです。

また、日本食レストランも非常に多く、比較的価格も安いので、ローカルフードに飽きたらいつでも日本食を楽しむことができます。

6.グローバルな教育環境が整っている

マレーシアは恵まれた教育環境が整っていることでもよく知られています。クアラルンプールには、イギリスやアメリカ系のインターナショナルスクールが多く進出しており、欧米と比較すると安く教育を受けることができます。

また、マレーシアは多民族国家であり、マレー系、中華系、インド系など様々な人種の中で教育を受けることで、英語や中国語をはじめとした言語や、国際的な感覚を身につけることも魅力的です。

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7.マレーシア人は親日的

マレーシアは非常に親日国であることも、日本人にとってのマレーシアの魅力です。

アウンコンサルティングが2017年に行った「アジア10カ国の親日度調査 」によると、日本への好感度について「大好き」と回答したマレーシア人が66%、「好き」と回答したのが33%と、日本に対して非常に高い好感度を持っていることが分かります。

マレーシア人は日本人に対して好意的で、やさしく、多くの日本人が現地人の人柄を好きになります。また、マレーシア人にとって日本食も人気のため、街のあちこちで日本食レストランを見つけることができます。

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マレーシア移住をする際に必要なビザは?

マレーシアに移住するために必要なことはビザの取得です。ビザがなくても90日間は滞在することはできますが、長期滞在する場合には必ずビザ必要です。

マレーシアに移住する際には、MM2Hという長期滞在ビザを取得するか、現地で働くための雇用ビザ等を取得する必要があります。

移住を目的とした人の中で最も人気のビザはMM2H(マレーシア・マイ・セカンドホーム)です。50歳未満と50歳以上ではビザ取得の条件も異なりますので、詳しくは「MM2Hのメリットは?申請条件や費用まで解説」をご覧ください。

ビザの申請には保証人が必要で、保証人は月2,000RM(約53,000円)以上の収入証明が必要となります。

※2020年8月現在、MM2Hの申請は一時的に凍結されております

<追記>
2020年10月現在、MM2Hの申請は一時的に凍結されており、再開は未定です。現在、申請できる長期滞在用ビザにS-MM2Hがあります。詳細はこちらをご覧ください。

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年代別マレーシアの移住先を決める際のポイントとおすすめエリア

マレーシアは都市によってかなり色が分かれるため、世代によって住みやすい地域も異なります。ここでは年代別にマレーシア移住で重要になってくるポイント、おすすめ都市を紹介します。

20代で見るべきポイント(おすすめエリア)

20代独身でマレーシアに移住を検討されているなら、マレーシアで働きながら生活していく、もしくは自然味あふれる地域で現地の人と同じ生活水準で生活してみる、ということができるでしょう。

マレーシアは周辺国のフィリピンやタイと比べて労働環境、給料水準も高く、特にスキルがなくても働ける仕事にも比較的容易につくことができると言われています。

ただ、現地に行ってから職を探すというのはさすがに難しいので、日本でマレーシアの求人を探し、その会社から就労ビザを出してもらうのがいいでしょう。

仕事がたくさんある都市はやはり首都のクアラルンプール、フリーランスで日本から収入を得ることができる人は、いっそMM2Hを取って、少し都市から離れた物価の安い地域で、東南アジア感を満喫してみるのもいいかもしれません。

ボルネオ半島側のコタキナバルやクチンは生活に必要なものはある程度整えることができ、自然も満喫できる街です。

30代~40代で見るべきポイント(おすすめエリア)

30代~40代の移住検討者の中には、家族と一緒に移住を考える人が多いのではないでしょうか。

独身の方なら20代の方と同じように移住地域を決められてもいいと思いますが、ご家族、特にお子さんがいらっしゃる場合は見るべきポイントが変わってきます。

それは、やはり教育を十分に受けさせられる環境があるかどうか、また安心・安全に暮らせるかどうかだと思います。

マレーシアで日本人学校があるのは、クアラルンプール・コタキナバル・ジョホールバル・ペナンですが、インターナショナルスクールも日本よりはかなり安い授業料で通えます。

小学校のうちから3か国語・4か国語話せるようになるのは当たり前、というような学校も多いですので、お子さんに国際感覚を身につけさせたい方にはおすすめです。

インターナショナルスクールは主要都市ならほぼどこにでもありますが、日本人学校もインターナショナルスクールもスクールバスの路線は決まっていますので、居住地を決めるときは、事前に調べておきましょう。

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50代~で見るべきポイント(おすすめエリア)


50代からマレーシアに移住を考えられる方は、リタイヤ・セミリタイヤして、「余生はゆっくり物価が安くて暖かい国で過ごしたい」と考えられている方が多いのではないでしょうか。

MM2Hは50代以上の方をかなり優遇していますので、このビザを取得すれば、かなりゆとりを持ったリタイヤ生活ができるでしょう。

何でもそろう便利なところで、というならクアラルンプールですが、大都市過ぎてマレーシアのゆったり感はあまり味わえないかもしれません。

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マレーシア移住で注意すべきこと

最後にマレーシアに移住を決めた際に、注意すべき点について紹介していきます。

税金の免除申請をする

日本からマレーシアへ移住する場合、役所で手続きをすれば、健康保険税、住民税、年金などは免除できます。

ただ、日本から給与を受け取っている場合、所得税は日本で払い続けることになります。その際、本来源泉徴収は給与の10%程度ですが、手続きをせずに住民票を抹消すると、税率が20%に上がってしまいます。

そのため、必ず国税局に税金の免除申請を出すことです。ただ、免除申請は給与をもらう側ではなく、支払い側から国税局に申請してもらう必要があるので、日本から給与を受け取っている人はこの手続きを忘れないようにしましょう。

日本とマレーシアの医療に関すること

マレーシアに移住する際には住民票を抹消していきますので、当然、健康保険も失効します。日本に一時帰国した際に、病院にかかると全額自己負担になるということは注意しなければいけない点です。

なるべく、日本から出国する前に虫歯の治療などは完了しておきましょう。

マレーシアには国民健康保険のようなものはありませんので、民間の健康保険に加入することをおすすめします。公立の総合病院は治療費は安いですが、その分待ち時間が長く、設備も十分に整っていないところもあります。

また、地方都市の小さなクリニックなどで針を使う治療もあまりおすすめできません。治療費は割高になりますが、病院については、外国人がたくさん通院しているような大きな私立病院が医療水準も高く安心できます。

まとめ

メリットの多いマレーシア移住。今後、定年を迎える人口が増える中で、マレーシア移住を決める人が増えていくと予測されます。また、今後は国際教育のことを考えマレーシア移住を検討する人が増えることも予測されます。新しい国で、第二の人生を歩むため、ぜひ、マレーシアへの移住を検討してみてはいかがでしょうか。

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ライター:藤井 ミナコ 

東京都在住。SEKAI PROPERTY編集者兼ライター。マレーシアに長期滞在経験あり、海外事情や投資の記事を得意としている。無類の猫好き、2児の母。

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