東京都は11日、新たに188人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。2日連続で200人下回った。

  年代別では、20代が69人と最も多く、30代が39人、40代が22人と続いた。都内の重症者用の病床が100床確保されているのに対し、治療中の重症者は22人で前日より2人減少した。

  都内の新規感染者数は8月1日に472人と過去最多を記録。2日から6日は200人台から300人台だったが、7日は462人、8日は429人と2日連続で400人以上となった。9日は331人。10日は197人で、7月27日以来2週間ぶりに200人を下回った。

11日は188人で2日連続200人以下

都内の新規感染者数

出所:東京都


  東京都の小池百合子知事は11日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が感染状況を判断する指標を示したことについて、既に都として指標を設定してモニタリングを継続しており、「全国一律の分科会の提言というのがどこまで東京都にとって現実、現場を反映しているのか」と疑問視した。都庁で記者団に語った。

  分科会が7日にまとめた提言によると、感染状況を1-4ステージの4段階に分類。各段階を判断する指標として、病床のひっ迫状況やホテルや自宅にいる人を含めた療養者数、PCR検査の陽性率など6項目を設定した。

会食、カラオケ、職場、寮生活で感染拡大

  西村康稔経済再生担当相は11日の記者会見で、「以前の日常で旅行すると感染は広がる」として、感染防止策の徹底に加え、体調が悪い人は遊びに行かないことなどを改めて呼び掛けた。最近感染が確認されているケースとして、会食やカラオケ、職場、寮生活を挙げ、注意喚起した。

Travelers at Tokyo Station Ahead of Obon-holiday Week

東京駅の新幹線ホーム(7日)

Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg

  島根県松江市では立正大学淞南高校サッカー部の寮でクラスター(感染者集団)が発生、10日までの発表で教師を含め90人超の感染者が確認された。

  感染が拡大している沖縄県について西村氏は、感染状況と医療体制への負荷が「警戒すべき状況にある」との認識を示した。沖縄県では7日に1日当たりの新規感染者が100人を超え、9日には過去最多の159人を確認した。玉城デニー知事は独自の緊急事態宣言を出し、15日までの期間中は県民に不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。

  全国的な外出自粛要請はないものの、主要観光地の人出は大幅に減少している。KDDIの調査によると、3連休の中日に当たる9日の人出は昨年と比べ、東京・浅草の雷門周辺で31.7%、栃木の日光東照宮周辺で30.8%、長野県の軽井沢駅周辺も13.4%とそれぞれ減少した。北海道の小樽運河周辺は24.8%減、金沢市の兼六園周辺は27%減、沖縄・石垣島ゆいロード周辺も18.1%減だった。

  

(小池知事の発言などを追加し、更新しました)

クレジットソースリンク