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新型コロナウイルスの感染拡大は、観光業にも深刻な陰を落としています。ことし4月の外国人の宿泊者は去年の同じ月と比べて、97.4%減少し、過去最大の減少幅になりました。こうした中、ゲストハウスなど外国人向けの宿泊施設が、部屋を「時間貸し」にして危機を乗り切ろうという動きが広がっています。

東京 北区にある、外国人向けの一軒家のゲストハウスです。番傘やびょうぶを置くなど、外国人好みの「和」を基調にしているのが特徴で、利用者の9割を外国人宿泊客が占めていました。

しかし、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、2月ごろから宿泊客は大きく減りました。このため、ゲストハウス側が、苦肉の策として、部屋の「時間貸し」に力を入れ始めました。

この日利用していたのは、東京に住む3人の家族でした。外出を自粛していた時に部屋の掃除をしていて出てきた着物で、母親の誕生日の記念撮影が行われていました。通常は外国人旅行者が寝泊まりしている和室で、着物の着付けをしたあと、番傘などを背景に撮影を楽しみました。

50代の母親は、「一軒家を開放して、いろいろな部屋を自宅のように着物でいっぱい写真を撮ってもらえてありがたい。いい場所を貸してもらえて、いい巡り会いができたなと思う」と話していました。

「時間貸し」は、空き部屋を1時間単位で貸し出し、売り上げを確保するのがねらいです。

「ゲストハウス」を仲介するサイトの運営会社によりますと、新たに登録される「時間貸し」の物件は毎月10件程度でしたが、2月以降は、およそ40件と急増しているということです。安い部屋では、1時間1000円程度で利用でき、手ごろさから利用が増えているといいます。

宿泊施設の「時間貸し」の部屋を仲介するインターネットサイト運営会社、「スペースマーケット」の重松大輔社長は、「インバウンドが壊滅的で、東京オリンピックの需要が来るまでしのぎたいというオーナーさんが多いと感じている。借り手のほうも、テレワークや動画撮影など、新しい使い方が出ていて、スペースの活用は伸びていくと考えている」と話していました。

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