オリジナルフレーム切手のイメージ(日本郵便南関東支社提供)

 八月に開館二十五周年を迎えた箱根ガラスの森美術館(箱根町)のオリジナルフレーム切手が十七日、発売された。国内初のベネチアングラス専門美術館として一九九六年八月にオープン。年間五十万人が来館する観光名所となり、日本郵便南関東支社は記念切手発売を決めた。

 極めて珍しい器「風にそよぐグラス」やレースグラスの名品のほか、国内屈指の人気を呼ぶガラスのクリスマスツリーや光の回廊など「もう一度見たい」という感想が多い作品や園内施設の写真を切手にした。

 ポストカード十枚と六十三円切手十枚入りで一セット二千円。千セットを限定販売する。美術館と町内の全郵便局などで販売し、二十五日からは「郵便局のネットショップ」でも購入できる。

カモの親子

 園内の池では今月四日、マガモのひなが誕生した。例年五月ごろに生まれるが、九月は初めてという。開館時に数羽を放した後、野生のカモも出入りし始め、常時二十羽がくつろぐ。

 池の小島と船の上にもガラス作品を展示。カモが泳ぐことで入館客の目が自然と池の作品に向かう効果を生み、「動物学芸員」のような働きを果たす。「ガラスの水上花火」などオブジェの周りも泳ぎ、中世のイタリア・ベネチアをイメージした庭園風景に、動くアクセントを添えている。成長が早く、一カ月もすると成鳥に近い大きさになる。

 岩田正崔館長は「切手になるのは光栄で、長く記憶に残る作品や風景を選んだ。子ガモで池がにぎわい、二十五周年をことほいでくれるかのよう」と目を細めた。問い合わせは美術館=電0460(86)3111=へ。(西岡聖雄)

カモの親子が泳ぐ池に架かる光の回廊(中央)などがある庭園=箱根町で

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