北海道内は12月16日、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された42人(再陽性1)の詳細を発表しました。
新たなクラスターが確認されました。
●特別養護老人ホーム「おおたきの杜」(伊達市):5人
入所者の感染が12月15日に判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、入所者5人の感染が確認されました。
60代から80代で、いずれも軽症または無症状です。
北海道はこれまでに9人、今後67人へのPCR検査を行うとしています。
これまでのクラスターも拡大しています。
●北海道中央労災病院(岩見沢市)
新たに入院患者の感染が確認され、この関連の感染者は計42人(職員12、入院患者30)となりました。
●千歳市役所(千歳市)
新たに職員4人の感染が確認され、この関連の感染者は職員計14人となりました。
●医療機関(石狩地方)
新たに職員など4人の感染が確認され、この関連の感染者は計10人(職員等6、入院患者4)となりました。
●介護老人保健施設「あんじゅ音更」(音更町)
新たに施設入所者2人の感染が確認され、この関連の感染者は計18人(職員4、施設入所者14)となりました。
北海道内で感染者が100人を下回るのは、北海道独自の警戒ステージが「2」から「3」に引き上げられる前の75人だった11月4日以来42日ぶり、約1か月半ぶりです。
北海道内では15日まで5日連続で100人台にとどまっていました。
16日は札幌市の感染者が32人と10月28日以来最少で、新たなクラスターやススキノの”夜の街”関連の感染者も確認されず、減少傾向が顕著に表れています。
【12月16日北海道発表分の感染者情報】
▼空知地方:1人(中等症)
●岩見沢市:1人
▼石狩地方:2人
●江別市:2人
●千歳市:7人
●恵庭市:1人
●北広島市:1人
▼後志地方:1人
▼胆振地方:10人(再陽性1)
▼日高地方:1人
▼上川地方:1人
▼宗谷地方:4人
▼十勝地方:3人
●音更町:2人(2人とも中等症)
●帯広市:2人
▼釧路地方:1人
●釧路市:2人
●東京都:1人
16日は2日連続で11人が死亡、感染者は札幌市32、旭川市7、函館市2、小樽市2人であわせて85人です。
85人中、22人の感染経路が不明で、重症者は前日より3人増えて37人。うち札幌市は前日より2人増えて19人となっています。
重症者は、北海道が独自に定める警戒ステージ「4」の指標「35床」を初めて超え、新規感染者数は減少しているものの、医療提供体制は予断を許さない状態です。
北海道医師会は「医療の緊急事態宣言」を出し、北海道民への感染予防策の徹底への協力を求めています。
北海道内の感染者は、計11620人となりました。
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