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“アメリカンの極み”みたいなマッスルカー「ダッジ・バイパー」とともに、志賀高原&万座&軽井沢を満喫。webCG編集部員が行った2泊3日の志賀高原行の顛末(てんまつ)を、かの地で思った、時事に関する益体もない思索とともにお届けする。
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湯釜に行けたためしがない
(前編に戻る)
ここまでの道程でもさまざまな景色を見せてくれた万座ハイウェーだが、(軽井沢方面から見て)ドンつきに位置する万座温泉付近で、最後に一層の盛り上がりをみせる。火山ガスや噴出物の影響なのか、白と茶褐色のむき出しの地肌と、草木の緑がまだらに入り交じるSF映画的景観となるのだ。
せっかくなので、そんなSF世界を借景に「万座しぜん情報館」の駐車場で記念撮影。ついでにこの先の交通情報を確認すると、なんと志賀草津道路(国道292号線)の草津側が通行止めとなっていた。なんでも火山性地震の増加が理由とのことで、さすがは草津白根山、警戒レベル2の活火山である。ホントなら草津側にも寄り道し、今回こそ湯釜を見てやろうと思っていたのだが、仕方ないので素直に志賀高原に向かう。
万座ハイウェーが志賀草津道路に突き当たる三差路で、バイパーのハンドルを左に切る。「縁起物だから」と渋峠の日本国道最高地点で碑を写真に収め、次いで群馬と長野の県境に位置する宿で遅めの昼食。横手山の山頂は、この渋峠と横手山ドライブインの間ほどにあり、道はその先から一気に下り始める。急峻(きゅうしゅん)なつづら折りが終わり、道の左右にスキーシーズンの盛り上がりを待つ宿泊施設を見るようになると、いよいよ志賀高原に来たなという気分になる。
後は北信州もみじわかばラインに入り、予約していた奥志賀高原の宿泊先に向かうだけ……だったのだが、ちょっとバイパーに問題が生じた。ガソリンの残量がおぼつかないのだ。今にもガス欠しそうというわけではないのだが、何せ嬬恋・三原からこのかた、まったくもってガソリンスタンドを見かけないのだ。明日や明後日のことを考えたら、ここで給油しておかないと間違いなく泣きを見る。
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