もくじ

9月 前年同月比87.2%まで回復
シトロエン 好調のワケは?
9月のトップ10 回復基調がつづく

9月 前年同月比87.2%まで回復

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、制限付きだが以前の生活に戻りつつある。いわゆる「ウイズ・コロナ」モードに入って経済活動は復旧傾向にあり、街や観光地にも人が戻り始めてきた。

こうした流れから9月の海外メーカーの新規登録台数は3万1327台を数え、前年同月比で87.2%を記録(JAIA調べ、速報値)。前月より2.9%盛り返して復調傾向がはっきり見えてきた。

シトロエンのMPV、ベルランゴ。国産ミニバン・ユーザーからも注目を集める。これまで小型車/SUVで販売数を増やしてきた日本法人にとって、もう1本の柱になるか。

日本車の販売も前月を上回る傾向にあり、コロナ禍により移動時に密を避けられるクルマの存在がこれまで以上に注目されて、販売に繋がっているようだ。

9月はほとんどのメーカーが前年割れという結果に留まったが、その中で大きく登録台数を伸ばし、通年でもプラスに転じた量販車メーカーがある。

そう、シトロエンが他メーカーに先がけて盛り返していたのだ。

シトロエン 好調のワケは?

9月のシトロエンは565台を販売し、前年同月比で115.8%を記録すると共に、1月からの累計台数でも104.5%と絶好調なのである。

それも今月だけの好結果ではなく、1月の前年同月比142.3%を皮切りに快進撃を続け、コロナの影響で社会が止まった5~8月以外は前年超えを達成しているのだ。

東京・大阪・名古屋では、複合施設などでシトロエン車の展示を8月~10月にかけて実施した。
東京・大阪・名古屋では、複合施設などでシトロエン車の展示を8月~10月にかけて実施した。

なお、1月から9月の累計台数で前年同期を上回ったのは、シトロエンのほかはポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、ロータスというスポーツカー・メーカーだけだった。

好調さの要因を日本法人は「シトロエン全体が評価されて売れていることに加え、(コンパクトカーの)C3限定モデルのコンスタントなリリースとC3エアクロスSUVの特別仕様車が好評」と説明。

このほかに、「シトロエンの展示イベントを各地で開催することにより、つねに話題を提供して存在感を高めたことが結果として現れた」と、複合施設などで実施した活動の成果に注目した。

そしてニューモデル効果も見逃せないポイントだ。

「昨年秋に予約開始したベルランゴの限定車、デビュー・エディションの登録が今年に入ってから行われて上積みされた。9月からは、そのカタログモデルの登録が始まったことも台数を伸ばした要因」と分析する。

9月のトップ10 回復基調がつづく

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