「LEXUS DESIGN AWARD 2020」のグランプリを受賞した「BellTower」のメンバー。

社会に貢献するアイデアを育み、世界中のクリエイターを育成・⽀援することを目的に、レクサスが2013年に創設した国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD(レクサス デザイン アワード)」。ここでの学びを糧として、レクサスも新たな体験や驚きの創造に取り組み続けている。今年も、社会の課題や人々のニーズを予見し、解決策を提示することで社会に貢献する「デザイン」を募る本コンペが開催され、この度グランプリが発表された。

ファイナイリストは第一線で活躍するメンターの指導を受けながら、プロトタイプを制作する。

“Design for a Better Tomorrow”をテーマとする「LEXUS DESIGN AWARD」の審査で最も重視されるのは、よりよい未来をつくるための3つの基本原則「Anticipate(予見する)」、「Innovate(革新をもたらす)」、「Captivate(魅了する)」をいかに具現化しているかという点。選出された6組のファイナリストは、クリエイターとしてデザインの第一線で活躍する4名のメンターの指導を直接受けられるワークショップに参加することができ、その後も継続的なメンタリングのもとプロトタイプ制作に取り組む。数カ月かけて完成したプロトタイプは、世界的に著名な4名の審査員による最終審査を経て、グランプリ1組が選ばれるのだ。

8年目を迎える今回は、79カ国・地域から過去最多の2042点もの作品アイデアが寄せられた。例年、グランプリ審査会は4月のミラノデザインウィークで行われるが、今年は新たな試みとして、ファイナリストの最終プレゼンテーションや審査員との質疑応答を含むグランプリ審査がオンラインで実施された。

グランプリ受賞作の『Open Source Communities』のモデル案。資材には再生資源を利用し、10日で建設可能。天候に合わせて可動する屋根やオープンスペースなどのアイデアが盛り込まれている。

グランプリを獲得したBellTowerは、2014年にナイロビで設立された5人のデザインチーム。個人や企業、産業のニーズに対応する、オープンソースのシステムとテクノロジーを活用したコミュニティモデル構築に取り組んでいる。

見事に今年のグランプリを獲得したのは、ケニア・ナイロビのデザインチーム「BellTower」による『Open Source Communities』。低コストで高品質なオープンソースを取り入れ、ナイロビで深刻化している⽔資源の不⾜がもたらす過酷な労働環境や⽔道の⽼朽化に伴う衛⽣問題を解決するための、貯⽔タンクを活⽤したコミュニティデザインのアイデアだ。「単に⾬⽔をためて安全な飲料⽔へと変えるシステムではなく、コミュニティの経済を活性化させる要素を含んだ、実現性・持続性のある提案」と、⼈々の⽣活の改善までデザインの範囲として捉えたことが、審査員から⾼い評価を得た。

ファイナリストとして選ばれた他の5組も、洪水災害用のスマート救命具や視覚障害者でも直感的に使えるミシンなど、さまざまな課題をデザインで解決する斬新なアイデアを提案している。

東京・南⻘⼭にあるINTERSECT BY LEXUS – TOKYOでは、注⽬を集めた過去の⽇本⼈受賞者による全6作品を期間限定で展⽰中。2013年のLEXUS DESIGN AWARD初代受賞者である吉本英樹氏率いる「Tangent」のインタラクティブ照明『Inaho』など、話題を集めた歴代受賞作を⾒ることができる。

また、レクサスは来年のファイナリストおよびグランプリ選出に向けて現在、「LEXUS DESIGN AWARD 2021」の応募を受け付けている。社会の課題を⾒据え、デザインやテクノロジーの⼒でよりよい未来を⽬指す⾰新的なアイデアを10月12日まで募集している。


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