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東日本大震災で被災した福島県の復興状況を伝えるため、東京電力福島第1原発や観光地などを視察した台湾人団体が21日、同県喜多方市で日本の大学生らと風評被害の払拭(ふっしょく)などについて意見交換した。団体側は「正しい情報を多くの人に知ってもらいたい」として、インターネット交流サイト(SNS)での発信に力を入れる考えを示した。

視察したのは今月発足した台湾人の団体「福島前進団」のメンバー。日本在住の台湾人留学生や会社員ら5人が、16~21日に福島県内を巡った。

18日には福島第1原発を訪れ、廃炉作業の状況や放射性物質トリチウムを含む処理水について説明を受けた。会社役員呉廷中さん(32)=東京都新宿区=は「被害の大きさを改めて感じた。長い年月がかかっても、必ず廃炉を成し遂げてほしい」と話した。

最終日の21日は、福島大や横浜国立大の学生らと、復興への課題などについて議論。京都情報大学院大の謝秉澄さん(25)=京都市=は「福島は放射線量が高いと思っていたが、実際はそれほど高くない。普通の暮らしが広がっていることを知らない人もいる」と指摘した。

東京電力福島第1原発を視察する台湾人団体「福島前進団」のメンバー=18日午後、福島県大熊町(資源エネルギー庁提供)

意見交換する台湾人団体「福島前進団」のメンバーと福島大などの学生ら=21日午後、福島県喜多方市意見交換する台湾人団体「福島前進団」のメンバーと福島大などの学生ら=21日午後、福島県喜多方市

酒蔵を見学し、日本酒を試飲する台湾人団体「福島前進団」のメンバー=21日午前、福島県喜多方市酒蔵を見学し、日本酒を試飲する台湾人団体「福島前進団」のメンバー=21日午前、福島県喜多方市

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