Japan Data

経済・ビジネス
社会
旅と暮らし

台湾からの旅行者は寒い地域、韓国からの旅行者は九州地方中心――訪日外国人がどの県に宿泊しているかを調べてみると、国・地域ごとに特色がある。

観光庁の「宿泊旅行統計調査(2018年)」によると、外国人宿泊者数が多かった都道府県は、1位は東京(2177万人)で、大阪(1389万人)、北海道(818万人)、京都(571万人)、沖縄(525万人)と続いた。トップ10は日本人宿泊者数が多い都道府県とほぼ同じ顔触れだが、日本人には24位だった山梨が、外国人では10位に食い込んでいる。富士山と五重塔を一目で見ることができる新倉山浅間公園(山梨県富士吉田市)は著名ガイドブックや航空会社の機内誌で紹介されるなどして海外旅行客に圧倒的な知名度を誇る。

外国人旅行者がどの県で宿泊しているかを分析すると、それぞれに特徴が見えてくる。

【東京―富士・箱根周辺―名古屋―大阪―京都】は交通の便が良く見どころも多いことから、訪日外国人客のゴールデンルートと呼ばれる。中国人宿泊客は、ゴールデンルートとその周辺県での存在感が高い。特に、静岡県に宿泊した外国人のうち中国人が占める割合は65%、山梨県でも42%を占め、富士山人気は絶大のようだ。

一方、東北各県では、岩手(59%)、山形(46%)、秋田(43%)など台湾からの宿泊客が目立つ。東北以外でも、群馬県(42%)、長野県(33%)など冬の寒さが厳しい降雪地帯が人気だ。

九州地方は、地理的に近いことから、韓国人が主要な宿泊者となっている。特に、福岡(48%)、佐賀(52%)、大分(59%)は外国人宿泊者のうち約半数を韓国人が占めた。

一方、欧米からの宿泊客が多いのは京都と広島。特に、広島は米国(13%)、欧州(21%)、豪州(8%)で全体の4割を占める。もともと、訪日外国人の8割以上がアジアからの旅行者であることを考えると、特徴的な動きであることが分かる。

バナー写真:PIXTA

観光
訪日外国人
宿泊
観光庁

クレジットソースリンク