シドニー・トラベロッジ、ホテル隔離契約突然解除


2020年8月25日


警察の監査で客室の衛生問題などの欠点判明
 シドニー都心部にあるトラベロッジは、海外帰国者らの14日間のホテル隔離施設に充てられていたが、警察の立ち入り監査で客室の衛生に問題があるなどの理由で隔離施設契約を解除された。
 ABC放送(電子版)が伝えた。
 この契約解除により、366人のホテル隔離者全員が他のホテルに移された。
 これまでもトラベロッジ・ホテルに隔離されている帰国者が、ABC放送のインタビューに対して、「警備員の中にはマスクを着けない者もいた」と語っており、客室もゴキブリがはい回っていたり、掃除が行き届いていないなどの不衛生が見つかっていた。そのため、トラベロッジから移された隔離客は、「まるで宝くじに当たったような幸運だ」と語っている。
 366人を隔離措置しながらシドニー市内の複数のホテルに移動させるという作業は12時間ほどかかったとされている。
 NSW州警察では、「これまで複数のホテルを順番に使ってきたが、警察の監査で隔離に利用できる基準に達しないと判断されたホテルは利用停止することになっている」と発表している。
 8月22日にアイルランドから到着したケルシー・バロウズさんは、「ジェット・ラグでうとうとしていたら、午後5時30分に突然館内放送で目が覚めた。放送で2時間以内に他のホテルに移ると指示された。大慌てで荷造りしたけれど、移動の理由もどこに行くのかも案内されなかった」と語っている。
 また、スコットランドから到着したローレン・ファーマーさんは、「部屋は汚くてとても2週間安全に過ごせるとは思わなかった。トラベロッジがバジェット・ホテルだとは知っているけれど、あてがわれた部屋はちゃんと掃除してないことがありありとしていた。テーブルはベトベトしていたし、カーペットには白い粉が一面に散っていた。それにカウチには宿泊者の髪の毛がこびりついていた。浴室も汚くて入る気にもなれなかった。警備員もマスクをしていない人が多かった」と語っている。
 バロウズさんの場合、部屋にゴキブリがいたのでホテルに苦情を言ったところ、コンシェルジェからゴキブリ退治のスプレーを渡された、と語っている。
 また、「朝食は午前11時30分までできてこなかった。他の隔離客も文句を言っていた。贅沢な客室を期待しているわけじゃない。心身の健康に配慮した清潔な部屋を必要としているだけだ」とも語っている。
■ソース
Sydney Travelodge hotel removed from coronavirus quarantine program after police audit



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