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『神はモーリシャスを最初に創り、そしてモーリシャスを真似て天国を創った』。これは「トム・ソーヤの冒険」の作者であるマーク・トゥエイン氏の言葉ですが、この言葉通りであれば、モーリシャスに行けば天国の雰囲気を味わえるはず。さらに、モーリシャスにあるという、大地が七色に発色する「七色の大地」が非常に気になったので、ドメイン島巡り第23回目となる今回は、実際にモーリシャスに行って現地の様子を確かめてきました。

ドメイン島巡り – 世界のドメイン1,000種類以上を取り扱うインターリンクが、「.cc」「.tv」「.sx」等、南太平洋やカリブ海などの「島のドメイン」約50種類に焦点をあて、実際にその島々に行き、島の魅力をレポートします。
https://islanddomains.earth/

※取材は2019年11月に行われました。

◆モーリシャスはどこにあるのか?
モーリシャス共和国は、アフリカのマダガスカル島から東へ約900キロメートルの位置にある島国。島の面積は2040平方キロメートルで、東京都とほぼ同じ大きさの国土に約120万人が暮らしています。以前訪れたヴァージン諸島と同じく、タックスヘイブン(租税回避地)の国としても有名なこの島は、世界のセレブがおしのびでバカンスに訪れる人気のリゾート地です。

目次
◆サー・シウサガル・ラングーラム国際空港に到着
◆ひとけのない首都「ポート・ルイス」
◆「七色の大地」の理想と現実
◆地元民がオススメする超マイナースポット
◆モーリシャスにあるガンジス川
◆貯水池と国立公園~モーリシャスいろいろ~
◆現地でのSIM購入&速度調査
◆街で見かけた「.mu」ドメイン

◆サー・シウサガル・ラングーラム国際空港に到着
飛行機がモーリシャスのサー・シウサガル・ラングーラム国際空港に着陸。キャビンアテンダントがスプレーを噴射しながら機内の通路を歩いてきました。


スプレーを直接乗客に向かって振りかけているわけではありません。このスプレーは、世界保健機関(WHO)の国際保健規則に基づき、昆虫やその他の揮発性物質によって運ばれる感染症や伝染病を防ぐために噴射されているとのこと。使用される殺虫剤は、駆除によって乗客や乗組員が怪我をしたり不快感を与えたりしない、国際民間航空機関(ICAO)が定めたものが使われているそうです。

飛行機を出て、空港の中へてくてくと移動します。空港の中はこんな感じ。


入国スタンプには、国鳥であるドードーが隠れていました。


ドードーは、モーリシャスにかつて生息していた絶滅鳥類。野生のドードーは警戒心が薄く、空を飛べず地上をよたよたと歩き、巣を地上に作って生活していました。しかし、島に侵入してきた人間により絶滅しました。

入国カードの裏にも、ドードーの絵が描かれていました。


◆ひとけのない首都「ポート・ルイス」
モーリシャスがどんな島なのかをスムーズに見て回るため、今回はタクシーをチャーターしました。運転手はラケシュさん。料金は、空港から首都ポート・ルイスまでの移動と、1日貸し切りで100ユーロ(約1万2000円)でした。「モーリシャスでの取材は数時間しかできない」と伝えると、「モーリシャスを観光するなら8日間は必要だよ」と言われてしまいました。


しかし、滞在時間を変更することはできないので、気を取り直して首都ポート・ルイスへ向かいます。


美しい港のあるポート・ルイスに到着。1852年12月、日本に開国を要求するために浦賀沿岸へ向けて出港したペリー提督率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊は、日本に着く前にモーリシャスにも寄港しています。当時は太平洋上に蒸気船が石炭を補給するのに適当な島が存在せず、サンフランシスコ港も未完成だったことから、大西洋を経てマディラ島、セントヘレナ島、ケープタウン島に寄港しつつ、1853年2月18日、モーリシャスに到着して10日間の休養を取ったそうです。


午後4時、ポート・ルイス内の散策を始めましたが、なぜだか人がいません。


人が少なくて、とても静か。


下記の360度画像は、ポート・ルイスのアンブレラ・スクエアの様子。

アンブレラ・スクエア(モーリシャス共和国) – Spherical Image – RICOH THETA

……それにしても、異常な程に人がいません。よく見ると、木曜日なのに大半の店のシャッターが閉まっています。


ラケシュさんに聞いてみると、「今日は国会議員選挙の日だから、カジノやレストランなどの一部の商業施設を除いて、警察からお店を開けないように命じられているんだ」とのこと。確かに、立候補者のポスターが目につきます。


チャイナタウンでさえ、路上で何かを売っている人がわずかにいたくらいでした。ひとけのないチャイナタウンの様子を、以下のムービーで確認できます。

選挙の日のチャイナタウン(モーリシャス共和国) – YouTube

選挙は5年ごとに実施されるので、モーリシャスへ旅行するときは事前に調べておいた方が良いと学びました……。

◆「七色の大地」の理想と現実
ポート・ルイスから南へ約45キロメートル、車で約1時間ほどの場所にあるシャマレル村に「七色の大地」があるという話を耳にしたので、さっそくシャマレル村に出発。

活火山島であるモーリシャスの自然が織りなす絶景は、シャマレル村にある「7 Colored Earth Geopark」で見ることができます。


入場料は大人1名につき250モーリシャスルピー(約750円)。年中無休で、夏季は17時30分、冬季は17時に閉園します。


ドローンは飛行禁止。


園内は車での移動です。園内には七色の大地だけではなく、約100メートルの高さから水が流れ落ちるシャマレルの滝もありました。モーリシャス島で一番高い滝です。


ピーク時に流れ落ちる水の量は、1分あたり4万立方メートルとのこと。


アルダブラゾウガメもいました。


セントヘレナで会った世界最高齢187歳のジョナサンも、同じアルダブラゾウガメ。


アルダブラゾウガメがのしのしと歩いて草を食べる様子を以下のムービーで確認できます。

アルダブラゾウガメ(モーリシャス共和国) – YouTube

そして、ついに七色の大地エリアに到着。大地がこんな色に発色するのは見たことも聞いたこともなく、実際に見られると思うと期待に胸が膨らみますが……


足を踏み入れた、七色の大地がこれ。肉眼で見る限りだと、工事現場に盛られた土のようです。


別の角度から見てみるとこんな感じ。「七色」という事前情報とのギャップが大きく、「本当にここであってる?」と辺りを見回してしまいます。


肉眼でその鮮やかな発色を見ることはできなかったのですが、撮影した写真を見ると、うっすらと色味を確認できるものがありました。


さらにiPhoneで画像を加工してみると、ようやく七色の大地っぽくなりました。


園内にある紹介画像やネット上にある写真は上の写真以上に色鮮やかなので、「理想と現実」を突きつけられた感じです。


なお、七色の大地を構成する溶岩群は早朝の朝日によって朝露が照らされる時間帯が最も美しい色になり、早朝以外の時間帯はあまり発色しないため、最高潮に美しい景色を捉えるためには早朝に訪れるのがオススメです。

七色の大地(モーリシャス共和国) – Spherical Image – RICOH THETA

◆地元民がオススメする超マイナースポット
選挙日と重なって大半のお店が休みだったからこそ、「地元民がオススメする超マイナースポット」に巡り合うことができました。

その一つが船舶模型工房「Le Port Ship Model」。さっそく工房に入っていきます。


入場料、見学料は不要です。


職人さん達が船舶模型を細かいパーツから全て手作業で製作しています。


精巧に作られた船体


ここでは、船体にマストを取り付けていました。


お土産コーナーは撮影NGだったのですが、熟練のクラフトマンが手掛けたイギリス海軍の武装船バウンティ号の模型を購入しました。


船舶模型工房の中の様子は、以下のムービーを見ればすぐに分かります。

船舶模型の工房(モーリシャス共和国) – YouTube

なお、空港でも同じような船舶模型が売られていましたが、工房よりも割高な価格でした。


もう一つのマイナースポットは、ガラス工房「Mauritius Glass Gallery」。ここも入場料は不要です。


運転手のラケシュさんが親しげに話していた受付の女性。


中に入っていくと、ガラスで作られた手形コーナーがありました。


元ラグビー選手のパーシー・モンゴメリや……


ハリウッド女優のティルダ・スウィントンなどの手形が飾ってありました。


他にも、飲料用の瓶や……


さまざまなガラス工芸作品が並んでいます。


ドードーの置物は130モーリシャスルピー(約390円)で……


ドードーの絵が刻まれたショットグラスは100モーリシャスルピー(約300円)からで販売されていました。


球体のペーパーウェイトのようなものは300モーリシャスルピー(約900円)から。


以下のムービーを見ると、ガラス工房内部の雰囲気がすぐに分かります。

ガラス工房(モーリシャス共和国) – YouTube

◆モーリシャスにあるガンジス川
多様な宗教が共存するモーリシャスで最も信仰されているのはヒンドゥー教で、全体の52%を占めています。アフリカ諸国の中でヒンドゥー教が大多数を占める国はモーリシャスのみ。当初はヒンドゥー教の寺院「Sockalingum Meenatchee Ammen Kovil」へ行く予定でしたが、ラケシュさんのオススメで「ガンガ・タラオ(Ganga Talao)」、別名「グランド・バッサン(Grand Bassin)」へ行き先を変更することになりました。


ラケシュさん自身も熱心なヒンドゥー教徒らしく、ガンガ・タラオを勧めた理由は、毎年2月頃にモーリシャス島の全ヒンドゥー教徒たちが何キロメートルも歩いて集まるお祭り「マハ・シバラトリ」が開催される、インド国外にある唯一の聖地だからだそうです。駐車場には牛久大仏のような、高さ108フィート(約33メートル)の女神ドゥルガーの像が立っています。後ろにいるのは、女神が乗るライオンです。


敷地内にあるガンガ・タラオの湖は、モーリシャスの初代首相であるシウサガル・ラムグーラム首相がガンジス川の水を持ち込んで湖の水と混合したこともあって、湖を聖地ガンジス川に見立てて、「最も神聖な場所」としています。


下記のムービーを見ると、ガンガ・タラオの湖の雰囲気を感じることができます。

モーリシャスのガンジス川、ガンガ・タラオの湖 (モーリシャス共和国) – YouTube

湖の周りにはさまざまな像が足っています。


観光客が多い中、祈りを捧げる人たちもいました。


サティヤ・サイ・ババの写真が一緒に飾ってある像を発見。“何もないところからビブーティー(神聖なる灰)を出す”インドのスピリチュアルリーダーとして、日本では「サイババ」の名称で有名です。


サイババはこの像のモデルとされている模様。


いくつかの像では、参拝の際に素足にならないといけません。「ここで履物を脱いでください」という案内がありましたが、靴のまま参拝する人が多数……。


お祈り前に身を清めるためなのか、お手洗いにはシャワー設備がついていました。


寺院が山の中にあるので、野生の猿にも遭遇します。駐車場で猿を見かけたので、パシャリ。


◆貯水池と国立公園~モーリシャスいろいろ~
・キュールピップ市場
ポート・ルイスの中央市場が選挙の影響で閉まっていたので、オープンしていたキュールピップにあるキュールピップ市場(Marché de Curepipe)に行ってみました。高原にあるキュールピップは海岸地域と比べて冷涼な気候で過ごしやすく、この島に植民したヨーロッパ人たちは、避暑地や高級住宅地としてこの地を開発したそうです。


市場では新鮮な野菜や果物が販売されています。


中央市場が閉まっているせいか、キュールピップ市場はとても混んでいました。


市場のにぎわいや雰囲気は、以下のムービーを見ればすぐに分かります。

市場(モーリシャス共和国) – YouTube

市場の隣には、衣類などを売っているお店が連なったアーケードがあります。島のほぼ中央にあって交通の便が良いので、地元民だけでなく観光客も多く訪れるとのこと。

下記のムービーを見れば、アーケードの雰囲気を感じることができます。

衣類店が集まるアーケード(モーリシャス共和国) – YouTube

キュールピップ周辺の農地はモーリシャス島他地域に多いサトウキビのプランテーションではなく、高原の気候を生かした茶畑が多くあり、キャベツやイモの畑もたくさん見かけました。


・トルー・オウ・セフズ
キュールピップにある死火山「トルー・オウ・セフズ」


ここには売店などはなく、モーリシャスの国旗色の小さいパラソルを頭に乗せた男性が、観光客を相手にドードーの置物などを売っていました。


・マール・オー・ヴァコア
1885年に建設されたモーリシャスで最大の貯水池「マール・オー・ヴァコア」。ガンガ・タラオから車で9分ほどのところにある淡水湖です。


・ゴルジュ・ド・リヴィエール・ノワール国立公園(Black River Gorges National Park)


滝を見るための展望台は、木製の階段が腐ってしまったのか、利用中止になっていました。


ここも売店などはなく、駐車場にアイスなどを売っているバンが停まっているくらい。


◆現地でのSIM購入&速度調査
近年は海外から来る人用のWi-Fi接続サービスが増えてきていますが、場所によってはカバーされていない区域もあり、そういった場合には現地のSIMを購入するという手段があります。SIMカードは空港や町で購入可能。通信会社は「EMTEL」ですが、なぜかウェブページが表示されず、不穏な空気。


今回は、空港近くにあるガソリンスタンドの売店でSIMを購入しました。


3GBで7日間有効、料金は559モーリシャスルピー(約1677円)です。


しかし、店員さんが設定までしてくれたのですが、インターネットを利用することができず、速度計測すらできないという結果になってしまいました。

なお、ソフトバンクのローミングは870kbps。


ホテルのWi-Fi環境は34Mbpsでした。


◆街で見かけた「.mu」ドメイン
それぞれの国には、「ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)」という、国ごとに割り当てられたドメインが存在します。「ドメイン島巡り」は、そんなccTLDの中でも「島国」に割り当てられている約50種類のドメインに焦点をあて、実際にそのccTLDが割り当てられている島国を訪れて「現地でそのドメインがどのように使われているのか?」を調べるのが目的です。

モーリシャスに割り当てられているccTLD(国別コードトップレベルドメイン)は、「.mu」。「.mu」ドメインは2007年に「Internet Direct Ltd.」から現在のレジストリ「Information and Communication Technologies Authority」へ変更されています。

「.mu」ドメインは、以下のように街中で実際に使われていました。


モーリシャスから次の目的地へ向かうために空港へ向かっている途中、運転手のラケシュさんが「この国は医療費が無料なんだ」と教えてくれました。確かに、一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会のサイトによると、公立病院の「GOVERNMENT HOSPITAL」は、診療費、検査費、薬代等が旅行者でも原則無料。しかし、私立病院の「PRIVATE CLINIC」や「PRIVATE HOSPITAL」は全費用が有料。事故などの緊急時は公立病院の救急車サービス「SAMU」で公立病院に運ばれますが、希望すれば、施設やサービスの整った私立病院への転院も可能とのことです。

というわけで、今回のドメイン島巡りで訪れた場所は以下のGoogleマップ上でまとめて確認可能です。

また、「モーリシャスまで実際どうやって行けばいいの?」というアクセスの詳細はここから確認可能。

ドメイン「.mu」各種の詳細や申し込みについては、それぞれ以下のリンクから確認できます。

・「.mu」ドメイン
https://www.gonbei.jp/reg/domain_detail.cgi?p1=mu


・「.ac.mu」ドメイン
https://www.gonbei.jp/reg/domain_detail.cgi?p1=ac.mu


・「.co.mu」ドメイン
https://www.gonbei.jp/reg/domain_detail.cgi?p1=co.mu


・「.com.mu」ドメイン
https://www.gonbei.jp/reg/domain_detail.cgi?p1=com.mu


・「.net.mu」ドメイン
https://www.gonbei.jp/reg/domain_detail.cgi?p1=net.mu


・「.or.mu」ドメイン
https://www.gonbei.jp/reg/domain_detail.cgi?p1=or.mu


・「.org.mu」ドメイン
https://www.gonbei.jp/reg/domain_detail.cgi?p1=org.mu


(文・写真:インターリンク https://www.interlink.or.jp/
ドメイン島巡り https://islanddomains.earth/)

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