40億米ドルのホイアナ統合型リゾートは、本格ベトナム文化の経験をアジアのアジア一流のレジャーやエンターテイメント施設を兼ね備えている。

945ヘクタールという広大な土地に建ち、3kmに渡ってビ ーチに面する40億米ドルのホイアナ統合型リゾートは、あらゆる意味でゲームチェンジャーだ。また、川を渡ればすぐそこに豊かな文化が感じられる古都ホイアンがある。

ベトナム、より具体的に言うと北でダナンと接するクアンナム省周辺にとって、ホイアナはこの地域に高級宿泊施設とエンターテイメントオプションを加えてくれ、ホイアンの文化的魅力と海岸沿いの美しい白浜を補完しててくれる施設だ。

しかし、同施設のオーナーである香港上場のサンシティグループ、ホスピタリティ投資家のVMSインベストメントグループ、そしてベトナムのリード投資企業のビナキャピタルにとって、それは今までで最も重要なカジノおよびIR運営への進出の試みを意味する。

サンシティは自社の関与に関してこう説明する。「サンシティグループの上場プラットフォームであるサンシティグループホールデ ィングスの観点から見ると、アジア地域の統合型リゾートおよびカジノへの投資拡大が狙いだ。この会社はロシアのカジノリゾート、ティグレ デ クリスタルの過半数株を所有するサミット・アセント・ホ ールディングスの69.66%も保有し、マニラのエンターテインメント・シティ地区に7億米ドルのホテルとカジノを開発することが決まっているフィリピン企業の51%も保有している。

株式投資を通じて、我々はアジアでの事業展開の拡大を目指している。特にカジノ付き統合型リゾートへの投資で。

自社で開発した初のIRであるために、ホイアナには高い期待を持っており、ターゲット市場と営業戦略に関してマカオのホテルとは一線を画するものだ。ホイアナの市場ポジショニングはリゾート・デスティネーションであり、売上は(ゲーミング)テーブルからだけではなく、その他施設からも返ってくる。

従って、サンシティグループにとっては、ジャンケットからリゾートおよびカジノ事業者へと自社の事業を多様化し、そして世界的な統合型エンターテイメント企業になるための一歩となる」。

2016年に着工したホイアナの40億米ドルの栄光の全容は、13年をかけて7段階に分けて徐々に明かされる予定で、完成目標は2030年となっている。建設が完了すれば、数あるレジャーおよびホスピタリティ施設の中でも特に、多数のホテル及び住居、18ホールのゴルフコース2本、MICE施設、商業施設、高級小売店や屋外ショ ッピングエリアなどが披露される予定。

第1フェーズは10億米ドルを少し超えた額で完成予定で、香港のローズウッドホテルグループが運営する4つのホテルブランド、ホイアナ・レジデンス、ロバート・トレント・ジョーンズII設計のチャンピオンシップゴルフコース、本格アジアレストラン、そしてホイアナ・サンシティ・カジノが作られる。

第2フェーズの工事も開始予定で、より家族向けの雰囲気を提供する4つ星ホテル、住居用アパートおよびヴィラ、湖畔のショッピング施設および共有レクリエーションエリアが建設される予定となっている。

ホイアナを運営する合弁会社、ホイアン・サウス・ティロップメントのCEOを務めるスティーブ・ウォルステンホルム氏によると、そのような多様なアトラクションによって同施設は世界市場にアピールすることになるものの、特に主要な地域ベースに焦点を当てているという。

ウォルステンホルム氏は、「当社の国際市場を見てみると、非常に伝統的だ。中国本土、韓国、日本そして台湾は我々が最も関心のある市場です」と述べ、2019年のベトナムの4大供給市場を挙げた。訪越旅客数580万人の中国がトップで、韓国が2位の430万人、そして95万2千人の日本、92万7千人の台湾が続いた(米国は74万6千人で5位)。

ウォルステンホルム氏はこのように続ける。「韓国市場はベトナム、特にベトナム中部で強かった。その理由は主に韓国人所有のビジネスが多くあるからです。それらの市場は我々にとって重要であり、世界中にホテルを展開するローズウッドが関わっているので、世界的に事業を展開できます。

ベトナム政府観光局の一員として、我々はヨーロッパや米国にも焦点を当てており、それらの場所がゲーミングの視点からはそれほどであっても、確実にホイアナだけでなくベトナムの観光業全体にとっては惹き付けるべき場所なのです」。

新型コロナの感染拡大によって、国間の移動の大規模再開は少なくとも2021年下半期まで先延ばしになる可能性が高い一方で、ウォルステンホルム氏は、ホイアナ・ショアーズ・ゴルフクラブ、ホイアナホテル&スイート(最初のホテルとなる)、一部の飲食店そして6月末に顧客を迎えたホイアナ・サンシティ・カジノなどのホイアナの多くの施設が稼働し始めていると話す。

ホイアンビーチ

ベトナム政府による3年間の実験施設の1つに指定されているフーコック島のコロナ・カジノを除いてベトナムでは国民によるゲ ーミングはまだ禁止されいる。従って今年ホイアナの一部アトラクションをオープンするという決断は主に、「練習という話なら、我々は洗練されているようにする絶好の機会として見られています」とウォルステンホルム氏は話す。

しかし、現在ゲーミングテーブル140台、1,000台の容量があるもマシン346台しか稼働していていないホイアナ・サンシティでのビジネスは驚くほどに好調で、広範囲の駐在員コミュニティに後押しされている。

同氏はこのように続ける。「ウイルス拡大のため、ベトナム国内のマーケットや国内駐在外国人のコミュニティに焦点を絞りました。

国民は、二重国籍者ではない限りプレイできません。しかしベトナムで生活や仕事をしている駐在員が多くて、現在韓国人、中国人、日本人は我々の主なマーケットとなります。

素晴らしい施設があり、1階がオープンしている。そして毎日ドアを通ってビジネスが入ってきています。

そして国際市場が戻ってきた時、というか戻りますが、政府がパンデミックを上手く乗り切ったために、ベトナムでは特にその回復が早いと信じています。価格面でベトナムは非常に合理的であり、ロケーションもとても魅力的です」。

長期的には各社がそれぞれの専門分野で実力を発揮するために、ホイアナはその独特の所有権のミックスから利益を得るとウォルステンホルム氏は見ている。

同氏は「その一つがVMSで、ホテル経営を行うローズウッドに関連会社を持つ安定した香港の会社です。

また我々には現地パートナーのビナキャピタルもおり、ベトナムでビジネスを行うことへの高い理解力があります。そしてサンシテ ィは一流ジャンケット事業者で、カジノ運営そして飲食や小売とい った施設の運営に積極的に関わりたがっています。

だから、この組み合わせは理想的なものなのです」と話す。 ローズウッドの存在は重要だ。超高級ホテル分野でアジア最大手の1つとよく見なされる、香港を拠点とする同グループは、第1フェーズの4つのホテル全てを監督する予定で、それぞれが異なる客層をターゲットにしている。

ホイアナホテル&スイートのインフィニティプール

7月にオープンしたホイアナホテル&スイートは、全スイートのホテルで、その設計は「チャーミング」と説明され、個別のバトラーサ ービスに加えて、16階には屋外インフィニティプールを備えており、隣接する海辺や近くのチャム諸島の景色が楽しめる。

ホイアナホテルズの複合施設マネージングディレクターのブノワ・アマド氏によると、2021年第一四半期オープンのニューワールド・ホイアナホテルは、「ベトナム中部へのアッパー・アップスケール(最高級に次ぐ高級)・ゲートウェイ」で、最大の快適さと便利さを現代的な感覚で考慮して設計されている。

2021年にオープンするのがKHOSホイアナで、持続可能な形でデザインされたゲストルームとスイートに、家族向けの独創的なインドア/アウトドアプレイグラウンド『KHOS Play』、そして高級スパ『Renew』など徹底したリラクゼーションをテーマにした調和のとれた様々な体験が用意される。同ブランドは「ペア」を意味するモンゴル語からその名前を取っており、活気あるアジア文化と現代のホスピタリティの融合を強調している。情報によると、このホテルは「新世代の旅人」向けに再考された飲食、出会い、リラクゼーションコンセプトを提供するという。

最後に、2022年末にオープン予定のホイアナの第1フェーズの最後のピース、ローズウッド・ホイアンではゲストは高級ヴィラに宿泊し、施設では専用スパトリートメントルームを通じて、同ブランドの総合ウェルネスコンセプト『Asaya』が提供される。

4つ全てのブランドに共通するのが、同社が「リレーションシップ・ホスピタリティ」と呼ぶサービス哲学へのローズウッドの献身だとアマド氏は説明する。

同氏は「我々は、ゲスト、ビジネスパートナー、そしてコミュニテ ィとの長く続く満足できる繋がりを作ることの大切さを信じています。リレーションシップ・ホスピタリティは当社の文化の柱であり、ベトナム文化の真の温かさと魅力によって強化された、真心から生まれたサービスを提供することができます。 当社では、我々のチームに加わる人を自然にそのような心を持った人に限定して選んでいます。

また、我々の行動全てにおける最終目的地を尊重し、称えてもいます。例えば、ホイアナホテル&スイートでは、ホーチミン市のア ートギャラリーと協力して、ホテルを飾る芸術品を調達し、ゲストとベトナム、特にホイアンとを繋ぐ本物の場の雰囲気を作り出しました」と話す。

ホイアナコンセプトの中心にあるのがこの周辺エリアとの繋がりであり、その名前がまさに隣接する街を反映している。

ウォルステンホルム氏は、「統合型リゾートは、いささか閉ざされた場所だと見られがちですが、我々は異なる見方をしています。

ここに来る人達は、リゾートの中に滞在して、様々な体験をする機会を持てますが、我々は、リゾートの外に出て、美しいビーチやホイアンのような場所を体験するよう勧めています。というのも、それがゲストにとって記憶に残る体験につながるからです」と語る。

ホイアン・サウス・ディベロップメントの最高開発責任者、スティーブン・エヴァンス氏は、「この立地が選ばれた理由は、ベトナムで最も人気のある観光地、ホイアンの街並みに近いからです。

ホイアナの立地に関して我々は非常に幸運だと思います。945ヘクタールの敷地は、3km以上も海に面しており、5㎞も海岸道路に面しています。開発地は人口が少なく、農地に区分されていたものの、土地のほとんどが農地としては使用されていませんでした。

だからこれをめったにないチャンスだと思ったのです。IRはベトナムでの新たな形のビジネスであり、ホイアナは地方および国の規制当局と緊密に連携してこの新形式の開発に対応できる計画と事業規制を考えています」と付け加える。

エヴァンス氏は、結局のところホイアナは単なるデスティネーシ ョン・リゾートになるよう計画されていないと説明する。世界的に有名な食文化から、国民の本物の笑顔に至るまで、ベトナム中部が提供する最高のものを世界に披露する場所としても見られている。

同氏はこのように語る。「この最初のフェーズに関して、我々の焦点は、地域で最も素晴らしいホスピタリティと体験の中心地の1つを築くことですので、その設計は、ホテルやヴィラ、優れたゴルフコース、最先端のゲーミングおよびエンターテイメント施設といったホスピタリティ体験を中心に展開します。

我々は魅力ある商品を作り出して、この比較的新しいエリアをベトナムの観光マップ上に載せたいのです。

しかし、複数フェーズにわたるプロジェクト全体の最終的なゴ ールは、アーバンタウンシップを開発することです。

既に水道や電気、そしてサービスの将来的な拡大を計画しています。ホイアナが地元地区に完全に統合することを確実にするために様々な手が講じられてきました。ホイアナはより広域の省コミ ュニティの一部なのです。

なので、今後10年から15年のホイアナの開発は、クアンナム省の発展を作り出す役割を担っており、地域に人やサービス、そして長期雇用をもたらします」。

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